島根県「浜田市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

島根県浜田市は人口58,105人（2015年国勢調査）の市です。医療施設数は、病院が5施設(社会医療法人清和会西川病院:408病床、独立行政法人国立病院機構　浜田医療センター：365病床、山根病院　三隅分院：60病床、 山根病院：55病床、 島田病院：42病床)、そして一般診療所が50施設あります。これらの医療機関数を浜田市の人口対比で医療機関数を見た場合、病院・診療所共に全国平均よりも多い状況であることがわかりました。具体的には、浜田市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.52に対して8.61と約1.1ポイント高く、一般診療所数は人口10万人あたりで換算した場合、全国平均値68.14に対して86.05と全国平均よりも約18ポイント高くなっていました。では次に、島根県浜田市に在籍する医師数の状況についてチェックしてみましょう。島根県浜田市に在籍する医師数は129名で（2017年10月現在の地域内医療機関情報の集計値）した。在籍医師数を人口10万人あたりの全国平均医師数237.28人と比較すると、浜田市は222.01人と約15ポイント低い状況でした。このデータから分かるように、島根県浜田市の現在の医師数は不足傾向にあると言えます。しかし、この医師募集の傾向は現状がピークで、今後は徐々に減少すると言われています。この点について具体的なデータを元ににご紹介しましょう。今後25年間の医療施設／介護施設別の医師募集傾向について調べてみると、浜田市における「医療機関・介護施設の医師募集傾向」は、2015年以降、徐々に減少すると予想されています。この医師募集傾向は浜田市の将来推計人口から計算した「医療介護需要予測指数」を参考にしています。具体的に2020〜2045年までの「医療介護需要予測指数」についてチェックすると島根県浜田市における医師募集ニーズの様子が見て取れます。浜田市の医療需要予測指数推移をチェックすると、2015年実績を100とした場合、2020年予測では98,2025年は95、2030年予測では91、2035年では86、2040年予測では81、2045年予測では76になるという予想がされています。つまり、2025年以降、現状の0.76倍前後で推移することを意味しています。次に浜田市の介護需要予測指数を見てみましょう。2015年実績を100とした場合、2020年予測では100、2025年は105、2030年予測では104と盛り返しますが、2035年には98、2040年予測では91、2045年予測では84になるという予測が出ています。つまり介護現場でも2035年以降、医師の募集ニーズが減少する可能性があります。このような医師募集傾向の変動は、島根県内のすべてのエリアで起こっているわけではありません。浜田市とは逆に、医療・介護ニーズが今後も増加する出雲市といった地域もありますが、このような地域は少数派です。このように、同じ島根県内でも医師募集ニーズは今後10~20年で大きく変化してきます。そのため、これから島根県内で転職を検討するなら、医師募集ニーズが今後も維持、もしくは高まるエリアを見極めることを強くお勧めします。