奈良県「五條市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

奈良県五條市には人口27,927人（2020年国勢調査）が住んでいます。
奈良県五條市の2015～2020年における人口増減率は-9.90％となっています。
五條市近辺にあたる奈良県中和医療圏に位置する地域と人口増減率を比べると、大和高田市では-4.74％、御所市では-4.17％となっており、五條市の人口減少率は周辺地域に比べて高く、今後、急激な人口減少が起こる地域と言えるでしょう。
次に奈良県五條市の高齢化率を調べてみます。
すると、37.10％であることがわかりました。
このデータから五條市に住む約3人に1人以上の方が65才以上の高齢者であることがわかります。

そんな奈良県五條市の医療施設数を調べてみると、病院が1施設（南和広域医療企業団五條病院：90病床）あることがわかりました。
また、一般診療所数は 24施設あることがわかりました。

では次に、医療機関の絶対数だけでなく人口対比で換算した時の五條市の医療機関数の状況についてご紹介します。
医療機関数を人口対比で調査したデータを見ると、奈良県五條市の病院数は全国平均値より少ない一方で、診療所数は全国平均値より多いことがわかりました。
具体的なデータをご紹介しましょう。
まず奈良県五條市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.46に比べ3.58と約半分の水準であることがわかりました。

次に一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字をチェックすると、全国平均値69.98に対して85.94と約14ポイント高くなっていることがわかりました。（参照元：2022年11月現在の地域内医療機関情報の集計値（人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算））

では次に、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数をチェックしてみると、奈良県五條市に常勤している常勤医師在籍数はわずか28名であることがわかりました。
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数253.67人と比べて100.26人と、全国平均値に比べ半数以下の水準であることがわかりました。
この結果から、奈良県五條市の常勤医師数は全国平均に比べて非常に少なく厳しい医師不足であるため、他の地域に比べて医師の募集ニーズは高い可能性があると推測できます。
結果的に、転職の際に行う条件交渉は医師に優位に進めらる可能性が高いと言えるでしょう。

では次に、奈良県五條市の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックしましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、奈良県五條市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では100、2030年は94、2035年は86、2040年では78、2045年予測では68と、2020年に比べて約32ポイント減少する予想がでています。
これらの数値から奈良県五條市の医療ニーズは現状より急激に減少するため、医師の募集ニーズも現状に比べて急激に減少する可能性があるといえます。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では108、2030年は109、2035年は104、2040年では98、2045年予測では88と、2045年には2020年より約12ポイント減少することがわかりました。
つまり、奈良県五條市の介護現場での常勤医師募集ニーズも現状より少なくなる可能性があると言えます。