岐阜県中濃医療圏に位置する郡上市の人口は2020年国勢調査で38,997人です。
この数値は、2015年の42,090人と比較すると2015〜2020年の人口増減率が-7.35%となっており、全国平均の-0.75%と比べて人口は減少傾向にあります。
また65歳以上の高齢化率は37.50%で全国平均28.60%と比べると約9ポイント高い水準にあり、全国平均よりも人口減少率が高い傾向となっています。
人口密度は2020年時点で37.80人/km²となっています。
次に郡上市内の医療機関数をチェックしてみると、一般診療所は20施設で人口10万人あたり51.29件となっており、全国平均(70.34件)を下回る水準です。
診療科別では内科系診療所16施設(41.03件)、外科系4施設(10.26 件)、小児科系11施設(28.21件)となっており、基礎的な診療機能は一定程度確保されています。
また、郡上市内の病院は5施設で人口10万人あたり12.82件となっており、全国平均6.32件の約2倍という水準です。
具体的には、 医療法人 春陽会 慈恵中央病院:395病床、郡上市民病院:150病床、社会医療法人 白鳳会 鷲見病院:120病床、郡上市 県北西部地域医療センター国保白鳥病院:46病床、医療法人 新生会 八幡病院:38床となっています。
病院病床(全区分計)で見ると、郡上市は1,920.66 病床となっており、全国平均1,144.07病床と比べても上回っていることがわかります。
内訳は、一般病床256床(656.46床)、療養病床98床(251.30床)、精神病床は395床(1,012.90床)となっています。
次に、医療従事者の状況についてみると、常勤医師数は103名で人口10万人あたり64人となっており、全国平均(約257.98人)と比較して164.12人と下回っていることがわかります。
このことから、医療提供体制において人的資源の確保が課題となっていることがわかります。
また、将来的な医療ニーズは減少傾向にあり、医療需要予測指数は2020年の実績を100とした時、2050年には71まで減少する予想が出ています。
一方で需要予測指数は2020年の実績を100とした時、2050年には88まで減少する予測が出ています。
これらの推測データより、今後、医療・介護の需要が減少していくにつれ、医師の募集ニーズも減少することが示唆されています。
こうした状況から、郡上市は人口が減少傾向にある中で、高齢化も進行しつつあり、医療・介護双方の需要も、人口減少とともに今後低くなる地域であることがわかります。
このように郡上市では、人口減少と高齢化進行が同時に進む中で、医療・介護双方の需要減少が見込まれる地域です。
医療従事者にとっては、急性期医療に加えて慢性期医療や在宅医療、さらには介護分野との連携が重要となる地域といえるでしょう。