愛知県「蒲郡市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

愛知県蒲郡市には人口79,538人（2020年国勢調査）が住んでいます。
愛知県蒲郡市の2015～2020年における人口増減率は-1.93％と増加傾向になっています。
蒲郡市を含む東三河南部医療圏に位置する地域と人口増減率を比べると、東三河南部医療圏全体では-0.74％、豊橋市は-0.76％、豊川市は1.22％、田原市は-4.82％となっており、東三河南部医療圏のなかでは増加率が高いの地域であることがわかります。
ちなみに、全国の人口増減率は-0.75%と、蒲郡市と同じく減少傾向となっています。

では次に、愛知県蒲郡市の高齢化率を調べてみましょう。
すると、29.70％となっており、蒲郡市に住む約4人に1人以上の人が65才以上の高齢者となっていました。
また、蒲郡市の高齢化率は、全国の高齢化率28.60％と比べると約1ポイント高い水準となっていました。

では次に、愛知県蒲郡市の医療施設数をチェックしてみましょう。
調べてみると、病院が3施設（蒲郡市民病院:382病床、医療法人　積善会　蒲郡東部病院:210病床、医療法人　北辰会　蒲郡厚生館病院:106病床）、一般診療所数は53施設であることがわかりました。
これらの医療機関数は、人口対比で換算した場合、病院/診療所ともに全国平均値より少ないことがわかりました。
具体的な数値をみると愛知県蒲郡市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.39に比べて3.77と約半分という水準となっていました。
また、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字は、全国平均値73.20に対し66.63と、約7ポイント下回っている状況でした。（参照元：2025年3月時点調査時の地域内医療機関情報の集計値（人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算））

では、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数をチェックしてみると、愛知県蒲郡市に常勤している常勤医師在籍数は172.03名でした。
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると216.29人となっており、全国平均医師数309.15人と比べて約93ポイント下まわっていることがわかりました。
この結果から、愛知県蒲郡市の常勤医師数は、全国平均に比べて厳しい不足状況と言えます。
これらの医療資源に関するデータをまとめると、蒲郡市の医療資源において病院・診療所数といったハード面での不足だけでなく、常勤医師数においても全国平均値に比べ低い地域であることがわかりました。
結果的に、全国平均に比べて医師の募集ニーズは高い地域と言えるでしょう。

しかし、現状の医師募集ニーズが今後も維持するかどうかは、今後の人口増減率に影響を受けるため、現時点のデータだけをチェックして転職先を決めることはおすすめしません。
そこで、蒲郡市の人口推移が今後どのように変化する予測が出ているのかチェックして見ましょう。
これらのデータから、医師の募集ニーズの予想をしてみると、将来の見通しになります。
そこで、愛知県蒲郡市の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックし、将来にわたっての医師の募集ニーズを確認してみましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、愛知県蒲郡市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では101、2030年は100、2035年は98、2040年では97、2045年予測では95、2050年予測では95と、2020年水準から減少傾向にあることがわかりました。
つまり、25年後の愛知県蒲郡市の医療ニーズは現状維持か、微減すると考えられます。
結果的に、医師の募集ニーズも現状維持か微減する可能性が高いでしょう。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では111、2030年は111、2035年は108、2040年では109、2045年予測では110、2050年予測では116と、2020年に比べて約16％増加する予想になっています。
これらの数値から、愛知県蒲郡市の介護ニーズは現状より約1〜2割程度増加し、介護領域の医師の募集ニーズも1.1〜1.2倍ほどに増える可能性が高い地域といえます。