山口県の県庁所在地である山口市は、県のほぼ中央にある豊かな自然環境に恵まれた人口約19万4000人の街です。南北に細長い地形で南部は瀬戸内海に面し、市の中央を南北に流れる川の両側に市街地が形成されています。山陽新幹線や高速道路など広域交通網が発達をしており、市内の主要都市まで1時間以内で行くことができます。
山口市には、市立小学校が34校・市立中学校が18校あります。市では共働き世帯の増加による家庭教育力の低下や、地域のつながりの希薄化などにより、青少年の健全な育成が危ぶまれるなどの問題が指摘されています。市では概ね中学校卒業までの子ども達を対象として、学校・家庭・地域が協働して地域の子ども達の学びや育ちを見守りサポートをしていく「地域教育ネット」の構築が図られています。また市では、子ども達の想像力や表現力・言語能力を養い生きる力を身につける手段として、「日本一本を読む町」を目指した読書活動に対するさまざまなサービスや取り組みが行われています。さらに学校や公民館などの公共施設へ、経験豊かな知恵や技術を持った市民の方を講師として迎える「やまぐち路傍塾」などの活動も積極的に行われ広がりを見せています。