奈良県「奈良市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

奈良県奈良市には人口360,310人（2020年国勢調査）が住んでいます。
奈良県奈良市の2015～2020年における人口増減率は-1.58％と、周辺地域に比べて減少幅が少ない地域です。
また、奈良県奈良市の高齢化率を調べるてみると、31.10％となっており約3人に1人が65才以上の高齢者が住む地域だということがわかりました。

そんな奈良県奈良市の医療施設数を調べてみると、病院が22施設（奈良県総合医療センター:540病床、医療法人財団北林厚生会五条山病院:374病床、市立奈良病院:350病床、独立行政法人国立病院機構奈良医療センター:340病床、吉田病院:312病床、医療法人新生会総合病院高の原中央病院:249病床、医療法人康仁会西の京病院:248病床、社会福祉法人恩賜財団済生会奈良病院:194病床、医療法人新仁会奈良春日病院:186病床、医療法人宝山会　奈良小南病院:177病床、社会医療法人松本快生会　西奈良中央病院:166病床、医療法人岡谷会おかたに病院:150病床、社会福祉法人　東大寺福祉事業団　東大寺福祉療育病院:135病床、医療法人せいわ会　登美ヶ丘リハビリテーション病院:122病床、奈良西部病院:117病床、一般財団法人沢井病院:111病床、奈良セントラル病院:111病床）あることがわかりました。
また、一般診療所数は 348施設あることがわかりました。
医療機関の絶対数から判断すると多いように感じますが、人口対比で換算した場合はどうなのでしょうか。
医療機関数を人口対比で調査したデータを確認してみると、奈良県奈良市の病院数は全国平均値に比べてやや少なく、診療所数は全国平均値に対しては多いことがわかりました。
奈良県奈良市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ6.20と、約0.3ポイント低くなっていました。
また一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字をチェックすると、全国平均値69.75に対して98.13と、約29ポイント多い状態であることがわかりました。（参照元：2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算）

では次に、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数もチェックしてみると、奈良県奈良市に常勤している常勤医師在籍数は1,064名であることがわかりました。（2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて300.03人と、全国平均値に比べて約50ポイントも上回っていました。
つまり、奈良県奈良市の医療資源を考えた時、医療機関数・常勤医指数ともに全国平均以上ではあることがわかりました。
このことから、奈良市は自前の医療資源だけで十分な医療を提供できていることがわかります。
結果的に、医師が転職する選択肢も多くある地域だということが言えます。

一方で、他の地域に比べて医師の募集ニーズは低くなるため、転職の際に行う条件交渉は、医師よりも医療機関にとって優勢に進めやすいと言えます。

では次に、奈良県奈良市の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックしましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、奈良県奈良市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では104、2030年は104、2035年は102、2040年では100、2045年予測では97と、2020年に比べて約3ポイント減少するものの、現状を維持すると予想できます。
これらの数値から奈良県奈良市の医療ニーズも現状維持するとが推測できます。
そのため、25年後の常勤医師不足感は現状維持すると考えて良いでしょう。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では118、2030年は123、2035年は121、2040年では120、2045年予測では120と、2045年までに約20ポイント増加することがわかりました。
そのため、奈良県奈良市の介護現場での常勤医師募集ニーズは、現状よりもっと高くなる可能性があると言えます。