山口県「長門市」の医師求人特集(生活&医療情報)

長門市の生活関連情報

長門市は山口県北部に位置する都市で、人口は約3万5000人程の小規模な町です。萩市と並ぶ山口県北部の中心的な都市であり、古くから交通の要所として重視されてきた歴史があります。北部は日本海に面しており、入り組んだ地形の中には油谷湾などの入り江があり、天然の良港となっていることから、沿岸漁業が盛んでありイカやアジなどの魚介類が数多く水揚げされています。一方で南部は中国山地の一角を占めており、冬には積雪も見られます。
市内を走る鉄道機関としてはJR山陰本線と美祢線があります。山陰本線は市の中心部の市街地を通っており、中心駅となる長門市駅の周辺には市役所などの公共施設や繁華街が広がっています。この駅から美祢線が小野田市方面へ通っており、重要な交通ルートとなっています。この他防長交通、サンデン交通、ブルーライン交通などが運営する路線バスが市内の移動に広く用いられています。また市内を走る萩・三隅道路を経て山陰自動車道の三隅ICへ行くことができ、遠方への車でもアクセスにも便利です。
長門市内の教育環境は県内では標準的なレベルであり、小学校が11校、中学校が7校、高校が4校あります。これは人口に見合った数であると言えます。また保育所も市内の各所に9か所あり、働く女性にとってもやりやすい環境です。

長門市の医師に関する情報

長門市には長門総合病院という約300床規模の大きな病院があり、あらゆるカテゴリの疾患に対して対応することができます。二次救急病院を標榜していることから、夜間でも救急患者を受け入れているため市民に広く利用されています。一方で隣接する下関市には地域の基幹病院となる施設があることから、市境を越えて受診する人も多く見られます。
長門市内にはこの他、リハビリテーションや療養型病床を中心とした病院施設が4か所あります。また入院施設をほとんど有さない、比較的規模の小さな診療所が27か所にあります。特にこれらの診療所は市の南部や北部などの交通の便のあまり良くないところにあり、なかなか大きな病院を受診できない地域住民にとって心の拠り所となっています。
これらの医療機関を支える医師は全体で71人います。これは県内の市町村では12番目と平均的な数であり、人口1万人あたりに換算しても約18.5人で、やはり県内で10番目と標準的な数となっています。
このように病院やスタッフの数そのものは県内で標準的なレベルにとどまりますが、救急体制を整えた総合病院があり、専門的な診療に対応でき、また重症例に関しては隣接する下関市と連携がとれることから、市内の医療情勢は比較的整っていると言えます。
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