愛知県「新城市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

愛知県新城市には人口42,449人（2020年国勢調査）が住んでいます。
愛知県新城市の2015～2020年における人口増減率は-5.89％と微増する傾向になっています。
新城市を含む東三河北部医療圏に位置する地域と人口増減率を比べると、東三河北部医療圏全体では-7.11％、設楽町は-12.55％、東栄町は-14.63％、豊根村は-10.40％となっており、東三河北部医療圏のなかでは減少率がやや低め地域であることがわかります。
ちなみに、全国の人口増減率は-0.75%となっており、新城市と同じく減少傾向となっています。

では次に、愛知県新城市の高齢化率を調べてみましょう。
すると36.20％となっており、新城市に住む約3人に1人以上の人が65才以上の高齢者となっていました。
また、新城市の高齢化率は、全国の高齢化率28.60％と比べると約8ポイント高い水準となっていました。

では次に、愛知県新城市の医療施設数をチェックしてみましょう。
調べてみると、病院が3施設（新城市民病院:199病床、医療法人　星野病院:52病床、医療法人　長生会　茶臼山厚生病院:48病床）、一般診療所数は27施設であることがわかりました。
これらの医療機関数は、人口対比で換算した場合、病院は全国平均値より多く、診療所は全国平均値より少ないことがわかりました。
特に病院数はかなり少なくなっており、具体的な数値をみると愛知県新城市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.39に比べて6.76と約4ポイント高い水準になっていました。
また、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字は、全国平均値72.97に対し60.87と、約12ポイント下回っている状況でした。（参照元：2025年2月時点公表の地域内医療機関情報の集計値（人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算））

では、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数をチェックしてみると、愛知県新城市に常勤している常勤医師在籍数は131.46名でした。
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると296.38人となっており、全国平均医師数307.04人と比べて約11ポイント低くなっていることがわかりました。この結果から、愛知県新城市の常勤医師数は、全国平均に比べて厳しい不足状況と言えます。
これらの医療資源に関するデータをまとめると、新城市の医療資源は、病院数は全国平均並みである一方で、診療所数や常勤医師数おいては、全国平均値に比べて少ない地域であることがわかります。
結果的に、全国平均に比べて医師の募集ニーズは高い地域と言えるでしょう。

しかし、現状の医師募集ニーズが今後も維持するかどうかは、今後の人口増減率に大きく影響を受けるため、現時点のデータだけをチェックして転職先を決めることはおすすめしません。
そこで、新城市の人口推移が今後どのように変化する予測が出ているのかチェックして見ましょう。
これらのデータから、医師の募集ニーズの予想をしてみると、将来の見通しになります。
そこで、愛知県新城市の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックし、将来にわたっての医師の募集ニーズを確認してみましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、愛知県新城市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では98、2030年は95、2035年は90、2040年では85、2045年予測では76、2050年予測では74と、2020年水準から約26％減少することがわかりました。
つまり、今後医療ニーズの減少傾向が見られることから、25年後の愛知県新城市の医療ニーズは現状よりも低くなると考えられます。
結果的に、医師の募集ニーズも現状よりも減少していくでしょう。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では108、2030年は112、2035年は110、2040年では105、2045年予測では98、2050年予測では95と、2020年に比べて約5％減少する予想になっています。
これらの数値から、愛知県新城市の介護ニーズは現状より微減し、介護領域の医師の募集ニーズも0.95倍ほどに減少する可能性が高い地域といえます。