島根県「隠岐の島町」の医師求人特集(生活&医療情報)

隠岐の島町の生活関連情報

島根県隠岐の島町は約180の群島から成り立っています。ランドマークとして有名なのは、隠岐ユネスコ世界ジオパークを筆頭にローソク島や壇鏡の滝などの自然の豊かさを象徴するものと、玉若酢命神社などの歴史的建造物を挙げることができます。







隠岐の島町の医師に関する情報

島根県隠岐の島町は人口14,608人(2015年国勢調査)の市で、海に囲まれた島になります。隠岐の島町は、人口が少なく島という特殊な環境にあることもあり、医療施設数がわずかしかありません。具体的にご紹介すると、病院が1施設(隠岐広域連合立隠岐病院:115病床)、そして一般診療所が11施設しかありません。絶対数だけ見ると、隠岐の島町の医療機関数は少ない印象ですが、別の角度から医療機関数をチェックすると状況が変わって見えてきます。例えば、病院・診療所などの医療機関数を隠岐の島町の人口対比でチェックする方法です。この方法でチェックすると、隠岐の島町にある病院・診療所は、全国平均値の変わらない状況であることがわかりました。具体的なデータを紹介しましょう。隠岐の島町の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.52に対して6.85とほとんど変わりません。一般診療所数も、人口10万人あたりで換算した場合、全国平均値68.14に対して75.30と全国平均と比べてやや多い結果になりました。では、島根県隠岐の島町に在籍する医師数の状況はどうなっているのでしょうか。島根県隠岐の島町に在籍する医師数はわずか31名(2018年12月現在の地域内医療機関情報の集計値)ですが、在籍医師数を人口10万人あたりの全国平均医師数237.28人と比較すると隠岐の島町は212.21人と大差がありませんでした。つまり、島根県隠岐の島町の現在の医師数は全国平均並みに不足していると言えるでしょう。しかし、これらの医師募集状況は今後も変わらないのでしょうか。その答えは「NO」です。医療施設での医師募集ニーズにフォーカスしてみると、現状がピークだと言うことがわかりました。具体的には、隠岐の島町における医療機関の「医師募集傾向」は、2015年以降、徐々に減少します。次に、介護施設での医師募集ニーズにフォーカスしてみると、2030年をピークに徐々に減少することがわかりました。これらの医師募集傾向は、隠岐の島町の将来推計人口から計算した「医療介護需要予測指数」を参考にしました。この2020〜2045年までの「医療・介護需要予測指数」をチェックしてみると、隠岐の島町の医療需要予測指数推移は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では98、2025年は97、2030年予測では92、2035年では86、2040年予測では78、2045年予測では69になるという予想がされています。次に隠岐の島町の介護需要予測指数を見てみると、2015年実績を100とした場合、2020年予測では100、2025年は109、2030年予測では111とここまでは増加傾向にあったのが、2035年は106、2040年予測では96、2045年予測では83と減少する予測が出ています。つまり、25年後に当たる2045年頃には、隠岐の島町の「医療・介護需要予測指数」は減少し、それに伴い、医師募集ニーズも減少すると言えます。このような傾向にある市区町村は、隠岐の島町だけではありません。しかし隠岐の島町とは逆に、医療・介護ニーズが今後も増加する出雲市などの地域もあります。このように、同じ島根県内でも医師募集ニーズは今後10~20年で大きく変化してきます。そのため、これから島根県内で転職を検討するなら、医師募集ニーズが今後も維持できるのかを事前にチェックすることをお勧めします。
閉じる