佐賀県の県庁所在地である佐賀市は、人口が平成22年の国勢調査によると、237,506人となっています。古くは肥前国国府が置かれ、現在でも国府跡地や、長崎街道などの歴史遺産の残る都市であり、有明海に面していることから、海苔の産地でも有名です。また 脊振山地からの水資源の豊富さから、郊外では農業が盛んに行われており、米や大麦などの穀物の生産が盛んです。スキー場や古湯熊の川温泉郷などの温泉資源にも大変恵まれています。他にも熱気球の大会は有名であり、国内外より多くの参加者が集まる場所でもあります。
佐賀市では育児を安心してできる環境作りを積極的に行っており、子育てに関する相談体制や教育方法などに力を入れています。平成20年には「子どもへのまなざし運動」を市民運動として推進しており、他にも食育や健やかな身体作りの一環として、「朝ラジ、まなざし、朝ごはん」運動も推進されています。特徴的な事は、子どもだけでなく、地域の大人も一緒になって子どもと共に成長する事を目標としており、一部だけの取り組みで終わらせず、社会全体として活動を行っています。
日本は、今後より一層高齢化社会になるといわれています。そのような高齢化問題に対して、佐賀市は高齢化福祉について様々な計画を進めています。高齢化により、介護サービスへの需要は高まるといわれていますが、需要に対して供給不足になる事が予想されています。そのため、介護サービスの確保ができるようにし、高齢者に優しい、住み良い環境作りに取り組んでいます。