沖縄県「本部町」の医師求人特集(生活&医療情報)

本部町の生活関連情報

 沖縄県国頭郡本部町は沖縄本島北部、山原(ヤンバル)と呼ばれる地域に位置する自治体です。また本部町には本島内だけでなく瀬底島、水納島という2つの離島も含まれています。本土復帰前後に上本部村と合併を行い現在の町制となりました。1975年には沖縄国際海洋博覧会が行われ、その跡地を利用した海洋博公園も同町に存在します。一年間に300万人を越す来場者数を誇る同施設は財政資源の要として町を支えています。
そして生活面に目を向けるとコミュニティの軸として注目を集めているのが本部港ともとぶ町営市場です。地元の人たちや古くから港周りで商売をしていた人たちが町内の活性化の意味も込めて運営する手作りの市場です。人と人の距離も近く、また定期的にイベントなども催されるので町民や県民のみならず他県からの来訪者も増えています。その居住環境の良さから他県からの移住者も増加傾向にあります。元々間切りや集落単位のコミュニティはしっかりしており、青年会の影響力も強い本部町が更に移住者とうまく調和を見せている事例です。
また教育面では瀬底と水納が小中学校で複式学級を採用しています。そして町内の高等学校としては県立本部高等学校があります。

本部町の医師に関する情報

 沖縄県国頭郡本部町における医療の状況としてはまず町内には12件の病医院が存在します。町内における医療の中心現場としてはもとぶ野毛病院とやまだクリニック、もとぶ記念病院が挙げられます。また同町には離島地域が存在するため、民間救急ヘリコプターのランデブーポイント(ヘリポート)が19箇所存在します。瀬底島には診療所が存在しないため(もちろん医師による定期的な回診はなされている)ヘリポート利用等の緊急時は本部町内の医療施設ではなく名護市内にある沖縄県立北部病院に直接搬送されることもあります。基本的には町内の医療機関を利用し、重篤なケースや対応が難しい際は沖縄県立北部病院を利用する等して使い分けられています。これは医療施設の充実度の観点というよりはスケールメリットを重視したためで本部町の北端から隣接する名護市までは一般道を走っても30分程度で到着できるインフラ面と沖縄県立北部病院がへき地医療拠点病院や災害拠点病院に指定されていることに由来しています。
また同町は医療補助としてこども医療費助成、母子父子家庭等医療費助成、重度心身障害者(児)医療費助成を実施しており、医療機関利用者の自己負担金を助成しています。
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