長崎県「島原市」の医師求人特集(生活&医療情報)

島原市の生活関連情報

長崎県島原市は、県南東部の島原半島に位置し、雲仙市などに接しています。市内西部には、雲仙岳の山々が連なり、東部は有明海に面しています。農業や畜産が盛んで、加工品である手延べ素麺は、全国のスーパーにおいて今ではお馴染みとなりました。普賢岳の火山灰を利用した、有明海産の魚の灰干しも人気を誇っており、これらの売り上げは、地元観光産業にも大いに貢献しています。
しかしながら、少子・高齢化の波には勝てず、若い人の都市部移住を好む傾向は根強く、人口の減少は深刻な問題のままです。こうした流失に歯止めをかけるべく、市の魅力を高めるためのさまざまな取り組みの一つとして、例えば子育て世代に関しては、経済面から、オムツや授乳、離乳食など一連の商品購入に、一定の条件を設けて助成をしています。第3子以降にも一人につき、月額3,000円分の購入券支給は、家計に多大な援助となり、かなりの高評価を得ています。また、小学生以下の児童が2人以上いる世帯で、第2子以降の児童が、保育園・幼稚園および認定こども園に入園しているところは、保育料が無料となります。市ではさらに、保健師などの協力を得て、市内各所に育児サークルを設けたり、そこから派生した、母親同士の食物アレルギーの勉強会開催や育児情報誌発行の支援などを行っています。こうした継続的取り組みを通して、子どもに関与することのない若い人たちや、子育て終了世代の関心を集めつつあり、近隣町村からも注目を浴びています。

島原市の医師に関する情報

島原市の診療所・病院全体の病床数は約1,300床、ドクター数は、常勤換算人数にして80人ほど、人口10万人あたりの人員でいえば、全国平均をやや上回ります。診療科目別にいえば、内科が若干少なめなものの、総じて全国平均並みであり、地方都市のなかでは、比較的恵まれた医療環境と言えるでしょう。しかし、人口推移では、日本全体の悩みを象徴するような、年少者減少と高齢者増加の傾向は同じです。
これらに対応するため、医療と介護サービスをうまく連携させるべく、在宅療養支援診療所および病院の充実と、地域包括ケアシステムの強化に取り組んでいます。努力の甲斐あって、診療所はかなり増えてきましたが、これからの高齢者割合を考慮すると、現状に満足するわけにはいきません。市では、高齢者の自立した生活を支援するため、一人暮らしで65歳以上を対象に「救急医療情報カプセル」を配布しています。予め、カプセル内に個人情報を入れておき、自宅の冷蔵庫に保管、緊急時に開封してもらい、医療機関での治療に役立てるというものです。また、最大週3回まで電話による安否確認など、高齢者が大事に至らないような取り組みを図っています。このように、市の医療と高齢者の保健・予防は切っても切れない関係であり、介護や看取りなども含めて、高齢者・在宅医療に果敢に取り組む医師や看護師などの医療スタッフを内外に広く募集しています。
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