長崎県「佐世保市」の医師求人特集(生活&医療情報)

佐世保市の生活関連情報

長崎県佐世保市は、九州の西端に位置し、温暖な気候で穏やかな港があり、古くは漁業や海運業、ヨーロッパなどとの交易の盛んな都市でした。戦後は造船業や炭鉱などで栄え、現在は、造船業、製造業、漁業、観光業など、豊かな自然の恵みと工業の発展した都市となっています。ほかにも四ケ町・三ケ町のアーケード街は古くからある商店街なのですが、現在においても活気があり、連日賑わいをみせています。このような商店街は全国的にも珍しく、多くの商店街関係者の方達が視察に訪れています。日本一元気な商店街であることを掲げ、YOSAKOIさせぼ祭りなどイベントにも力を入れています。他にも九十九島や大型テーマパーク施設があり、自衛隊や在日米軍基地があることで知られています。
長崎県は原爆の被曝県であり、佐世保市においても平和教育に力を入れています。また2004年に同級生殺害事件を契機に「いのちを見つめる強化月間」が始められ、命について向かい合うことで、子ども達の自尊心を高める教育を行っています。こうした成果は全国学力・学習調査内でのいじめに関するアンケートで、いじめをなくそうとする意識調査で全国平均を上回る結果が出ました。ほかにも命について大切にする想いは、子育てにもあらわれ、妊娠期から一貫した子育て支援組織として、佐世保市は平成20年に「こども未来部」を新設しました。核家族化や少子化問題の中こうした取り組みは全国的にも注目されています。今後の改題は離島における、保育施設の定員割れが生じているため、家庭的保育事業も模索中です。取り組む課題もありますが、親子ともに安心して住める市を目指しています。

佐世保市の医師に関する情報

長崎県の二次医療である、佐世保県北医療圏は佐世保市、平戸市、松浦市佐々町により構成されています。これらの構成自治体の人口は平成22年国勢調査では約33万人でした。2014年7月時点での地域内医療機関内情報の集計値によると、佐世保県北医療圏の病院数は37施設であり、人口10万人当たりに換算すると約11施設です。これは全国平均が約6施設である事から、数値上は上回っています。次に医師の常勤換算人数ですが、全国平均数は人口10万人に対して、約152人ですが、佐世保県北医療圏では約144人と下回っています。では佐世保市は、約161人と全国平均を上回っています。この事から、佐世保 県北医療圏の佐世保以外の3自治体では、全国平均よりも、更に少ない状況です。
全国的にも医師不足の状態ですが、地方自治体ではより深刻な状態になっています。佐世保県北医療圏には離島がありますが、無医地区や、常勤医がいない地区もあります。こうした状況に長崎県では全国に先駆け、離島やへき地に対しての医療の状況の改善に取り組んできました。県内で養成された医師の離島への一定期間の勤務義務や、平成16年より、「離島・へき地支援医療センター」が設置され、常勤医の派遣やIT技術を駆使した診療などが取り組まれています。他にも「しますけっと団」と言う代 診医派遣システムの構築により、離島での医療の充実を図っています。今後高齢化も進み、ますます医療の需要が高まっている中、こうした問題の解決が重要な課題です。
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