長崎県「松浦市」の医師求人特集(生活&医療情報)

松浦市の生活関連情報

松浦市は長崎県北部にある北松浦半島の北東部と伊万里湾に浮かぶ多数の離島を行政区域として含んでいて、人口は長崎県内で15番目にあたる約2万3000人です。離島のうち、福島は佐賀県伊万里市との間に、鷹島は佐賀県唐津市との間に橋が作られており、これらの市町村とは県境を越えて結びつきが強いという特徴があります。産業としては豊富な海洋資源を生かした漁業が特に盛んです。中でも市の中心部にある松浦魚市場での水揚げ量は日本全国で第8位にあたる程であり、特にアジやサバの漁獲量は日本全国でも指折りの存在となっています。
交通機関としては、松浦市の本土側には松浦鉄道西九州線が通っています。市内には松浦駅を中心に8つの駅が置かれており、市の交通の大動脈と言える重要な路線です。バス路線としては本土では西肥バスや昭和バス、松浦観光バスといった会社の路線がたくさんある一方で、離島の1つである鷹島にもバス路線が開通しています。また本土と離島の間には定期的な船便が通っており大変便利です。
松浦市内には高校が1校、中学校が7校、小学校が11校と平均的な数の教育機関があります。また高校や大学進学者を対象に独自の奨学金制度を設けており、育児・教育面で非常に有用です。

松浦市の医師に関する情報

松浦市内には本土側に4つの病院施設があり、離島には一般の診療所がメインの医療機関となります。離島の診療所の多くは島の中でもへき地と呼ばれるような地区にも要望があれば訪問できるような体制を整えているため、応急処置としては一定のレベルの医療が提供できます。一般の診療所は本土にあるものも含めて全部で19施設あります。一方で、市の周辺には大きな都市が少ないため、松浦市単独である程度の質の高い医療を提供できるように、予算を拡充したり種々の方法で医療スタッフの人材を確保するなどの自治体の取り組みがなされています。
市内には医師が全部で34人働いており、その中でも若手の医師は主に救急診療に対応できるような本土側の医療機関で市民の健康を守る役割を果たしています。一方で離島においては若い医療スタッフが少ないことが問題であり、今後の課題とされています。離島の診療の大きな特徴である訪問診療に関して興味を持つ人材の発掘に努めるべく、自治体としては近隣の大学病院に募集をかけるなど、人手の確保を最優先にした政策をとっています。
また、市内には70か所の福祉施設も特に高齢者の健康を守るのに大きな役割を果たしていて、今後さらなる拡充が期待されています。
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