松浦市は長崎県北部にある北松浦半島の北東部と伊万里湾に浮かぶ多数の離島を行政区域として含んでいて、人口は長崎県内で15番目にあたる約2万3000人です。離島のうち、福島は佐賀県伊万里市との間に、鷹島は佐賀県唐津市との間に橋が作られており、これらの市町村とは県境を越えて結びつきが強いという特徴があります。産業としては豊富な海洋資源を生かした漁業が特に盛んです。中でも市の中心部にある松浦魚市場での水揚げ量は日本全国で第8位にあたる程であり、特にアジやサバの漁獲量は日本全国でも指折りの存在となっています。
交通機関としては、松浦市の本土側には松浦鉄道西九州線が通っています。市内には松浦駅を中心に8つの駅が置かれており、市の交通の大動脈と言える重要な路線です。バス路線としては本土では西肥バスや昭和バス、松浦観光バスといった会社の路線がたくさんある一方で、離島の1つである鷹島にもバス路線が開通しています。また本土と離島の間には定期的な船便が通っており大変便利です。
松浦市内には高校が1校、中学校が7校、小学校が11校と平均的な数の教育機関があります。また高校や大学進学者を対象に独自の奨学金制度を設けており、育児・教育面で非常に有用です。