長崎県「平戸市」の医師求人特集(生活&医療情報)

平戸市の生活関連情報

平戸市は長崎県北西部にある松浦半島および平戸島とその周辺の島々を含む都市で、人口は約3万2000人で県内では第10位の数です。松浦半島と平戸島とは平戸大橋で、平戸島と、その次に大きな島である生月島とは生月大橋で結ばれていて、自動車や自転車の行き来が自由にできます。江戸時代には平戸藩松浦氏の城下町が置かれていて、鎖国する前には中国やオランダ、ポルトガルといった国々との貿易港として栄えた歴史があり、現在もその当時の古い街並みの雰囲気をそこはかとなく感じることができます。
平戸市内には鉄道機関としては松浦鉄道西九州線が乗り入れています。市内には西田平駅などの4つの駅がありますが、いずれも松浦半島の本土側にあり、平戸島内には鉄道機関は通っていません。また、市内には高速道路は乗り入れていませんが、となりの佐々町には西九州自動車道の佐々インターチェンジがあり、距離的にも比較的近いので遠出するのに不便ではありません。
平戸市内にある高校、小中学校はいずれも公立で、高校が3校、小学校が17校、中学校が9校あります。その他幼稚園は私立のものが2園、公立が1園あります。さらに市街地や離島には保育所が非常にたくさんあり、待機児童が発生しないような工夫がなされています。

平戸市の医師に関する情報

平戸市の大半は島からなっており、急病人が発生した時には陸続きの土地とは異なり特殊な医療体制を整える必要があります。たとえばドクターヘリなど、空路で患者を搬送する方法や、あるいは船舶で搬送する方法が求められます。市内にはドクターヘリを受け入れられる病院はありませんが、近隣の佐世保市には高度医療を提供できる救命救急センターがあるため、急病人や大けがの場合にも安心して治療を受けられる環境は整っています。ただし、今後は市内の医療機関でも中継地点としてドクターヘリを受け入れられる体制が必要とされます。
このような三次救急に対応できる医療機関はありませんが、一般的な傷病者を受け入れられる二次救急病院は7施設あり、これは県内では4番目に多い数字です。これらの医療機関は主だった島々にはそれぞれ配備されているので、いわゆる医療過疎地は市内にはわずかです。また一般診療所は入院施設を持つものも含めて17施設あり、適宜訪問診療を行うなど、へき地医療に大きく貢献しています。市全体では医師の数が54人いて、人口1万人あたりで約15.5人という数字はいずれも県内では平均的な数です。したがって1施設当たりの医師の数は多くなく、医師の確保のために自治体ではへき地医療の重要性に関する教育を積極的に行っています。
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