平戸市は長崎県北西部にある松浦半島および平戸島とその周辺の島々を含む都市で、人口は約3万2000人で県内では第10位の数です。松浦半島と平戸島とは平戸大橋で、平戸島と、その次に大きな島である生月島とは生月大橋で結ばれていて、自動車や自転車の行き来が自由にできます。江戸時代には平戸藩松浦氏の城下町が置かれていて、鎖国する前には中国やオランダ、ポルトガルといった国々との貿易港として栄えた歴史があり、現在もその当時の古い街並みの雰囲気をそこはかとなく感じることができます。
平戸市内には鉄道機関としては松浦鉄道西九州線が乗り入れています。市内には西田平駅などの4つの駅がありますが、いずれも松浦半島の本土側にあり、平戸島内には鉄道機関は通っていません。また、市内には高速道路は乗り入れていませんが、となりの佐々町には西九州自動車道の佐々インターチェンジがあり、距離的にも比較的近いので遠出するのに不便ではありません。
平戸市内にある高校、小中学校はいずれも公立で、高校が3校、小学校が17校、中学校が9校あります。その他幼稚園は私立のものが2園、公立が1園あります。さらに市街地や離島には保育所が非常にたくさんあり、待機児童が発生しないような工夫がなされています。