宮崎市は宮崎県のほぼ中央にある人口約40万人の街です。県庁所在地としては最も市域が広く、東部は太平洋に面した温暖で暮らしやすい街です。南北に細長く延びる中心市街地の周辺には、弧状にニュータウンが発展し人口が増加をしています。さまざまな神話が残るエリアで市内にはゆかりの施設が多く、伝統行事が催されています。
市街地は商業施設や娯楽施設が建ち並び都市化されていますが、その他は自然豊かな海や山などの景勝地が多く、主な産業は観光業となっています。そのため共働き世帯が増加をし、家庭教育力の低下や夜型の生活など地域全体の教育力の低下が問題視されています。県外の有名私立高校を受験する生徒も増加しており、市では2007年に市内の学校の学力向上を目的に県立高校に附属中学校を併設するなどの対策を行っています。また全国に先駆けて市内の全小学校48校にALT(外国語指導助手)を配置し、英語教育の充実も行っています。
宮崎市ではさまざまな特技や知識を持っている地域の人に、ボランティアとして学校教育に参加をしてもらっています。また子ども達が自分の良さや可能性に気づき、自分らしい生き方を実現する力を育てることを目標に地区にキャリア教育支援センターを設け、さまざまな取り組みが行われています。