北諸県郡三股町は宮崎県の中部の内陸に位置する町で、人口は約2万5000人で県内でも8番目に多い数字を誇ります。隣接している都城市や日南市方面へ通勤する人のためのベッドタウンとして、近年人口が増えつつあります。1889年に設立された三股村が1948年に現在の三股町となり、その後の平成の大合併の時期も乗り越えてきた歴史を持ちます。街の東側には鰐塚山地、西側には都城盆地があり、比較的西側の方が開拓が進んでいて、東側の地域では豊富な自然資源を生かした林業や農業が盛んに行われています。町内にはJR日豊本線が通っており、三股駅と餅原駅の2つの駅が置かれています。市内の移動には公共交通機関としてはもっぱら路線バスが利用されており、宮崎交通が運営する路線と、「くいまーる」という町が運営しているコミュニティバスが存在しています。
北諸県郡三股町はベッドタウンとしての性格を持つことから比較的子供が多い傾向があります。したがって町内にある6つの小学校には合計で1655人の児童が通っており、県内では比較的にぎやかな環境と言えます。中学校については1校で生徒数が916人と非常に大規模な学校が運営されています。同様に保育所に預けられている幼児も900人以上に上り、県内で8番目に多い数字を誇ります。