三重県「熊野市」の医師求人特集(生活&医療情報)

熊野市の生活関連情報

熊野市は、面積が373.4 km²の地域で、三重県の南部に位置しています。

熊野市役場から津市役所までのアクセスは、車の場合、「紀勢自動車道 と 伊勢自動車道」経由だと1時間39分(118.1 km)で行くことができます。
また、電車の場合だと、「紀勢本線 各停 亀山行~津駅~津駅前(長野線 平木)~三番町(津)~徒歩6分」経由で3時間44分で行くことができます。

熊野市を代表する人気スポットは、鬼ケ城(三重県熊野市木本町)、花の窟神社(三重県熊野市有馬町)、丸山千枚田(三重県熊野市紀和町丸山 )などがあります。

熊野市の医師に関する情報

三重県熊野市には人口15,965人(2020年国勢調査)が住んでいます。
三重県熊野市の2015~2020年における人口増減率は-7.83%と減少傾向となっています。
熊野市を含む東紀州医療圏に位置する地域の人口増減率を比べると、尾鷲市-9.76%、紀北町-10.61%、御浜町-7.57%、紀宝町-7.91%となっており、熊野市の人口減少率は周辺地域に比べて平均的であることがわかりました。
ちなみに、全国の人口増減率は-0.75%であるため、熊野市の人口減少率は、全国平均値よりも約10倍程度の減少率であることがわかります。

次に、三重県熊野市の高齢化率を調べてみると44.60%で、熊野市に住む約5分の2以上の人が65才以上の高齢者でした。
この数値を全国の高齢化率28.00%と比べてみると、熊野市の高齢化率が全国平均レベルよりも高いことがわかります。

では次に、三重県熊野市の医療施設数をチェックしてみましょう。
調べてみると、病院が1施設(医療法人紀南会熊野病院:320病床)、一般診療所数は23施設あることがわかりました。
絶対数だけ見ると病院数/診療所数ともに少なく感じますが、人口対比で換算するとどのような状況なのでしょうか。
調べてみると、病院数は全国平均と同程度、診療所数は全国平均より多い地域であることがわかりました。
具体的なデータをご紹介します。
三重県熊野市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.46に比べ6.26とわずか0.2ポイント差となっていました。

また、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字は、全国平均値69.98に対して144.07と約75ポイント(2倍上)多い数値であることがわかりました。
これらのデータから、病院数は人口に対して平均的な数でしたが、診療所の数は人口に対して全国平均の2倍以上と、診療所が多い地域であることがわかりました。(参照元:2022年11月現在の地域内医療機関情報の集計値(人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算))

では、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数をチェックしてみると、三重県熊野市に常勤している常勤医師在籍数は31名でした。
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数253.66人と比べて194.17人と約59ポイント少ない数値となっていました。
この結果から、全国平均に比べて三重県熊野市の常勤医師が不足している地域と言えます。
これらの医療資源に関するデータをまとめると、病院数は全国平均的ですが、診療所数は全国平均値の2倍以上あり、そして常勤医師数は全国平均より少ない地域であることがわかりました。
結果的に、他の地域に比べて医師の募集ニーズは高い地域と言えるでしょう。
そのため、転職の際に行う条件交渉は医療機関よりも医師の希望が優先される可能性があると言えます。

しかし、今後数十年後も医師のニーズ状況が現状を維持するとは限りません。
なぜなら熊野市の人口が減少傾向だからです。
そこで、三重県熊野市の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックし、医師の募集ニーズを推測してみましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、三重県熊野市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では91、2030年は83、2035年は74、2040年では66、2045年予測では58と、2020年に比べ42ポイント減少する予想になっていました。
これらの数値から三重県熊野市の医療ニーズは、現状の約4割減る可能性が高いと予想できます。
結果的に、医師の募集ニーズも減少するでしょう。そのため、長く働く場所として医師の転職先としてはお勧めしづらいエリアです。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では97、2030年は92、2035年は83、2040年では75、2045年予測では67と、2020年に比べて33ポイント減少する予想となっていました。
これらの数値から、三重県熊野市の介護ニーズも、現状より減少し、介護領域の医師の募集ニーズも減少する可能性が高いと言えます。
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