三重県「伊賀市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

伊賀市は、面積が558.2 km²の地域で、三重県の北西部に位置しています。

伊賀市役場から津市役所までのアクセスは、車の場合、「名阪国道/国道25号 と 伊勢自動車道」経由だと45分(49.8km)、または電車の場合、「にんまる内回り循環東コース 市民病院方面上野市駅〜四十九駅〜四十九駅（伊賀鉄道 各停 伊賀神戸行）〜伊賀神戸駅〜伊賀神戸駅（近鉄大阪線 急行 宇治山田行）〜伊勢中川駅〜伊勢中川駅（近鉄名古屋線 各停 近鉄名古屋行）〜津新町駅」経由で1時間41分で行くことができます。

伊賀市を代表する人気スポットは、メナード青山リゾート（伊賀市霧生）、俳聖殿（伊賀市上野丸之内）、伊賀上野城(伊賀市夏見)などがあります。
そのほかにも、伊賀上野城やリンクスフォレスト、広徳寺などが人気です。

三重県伊賀市には人口88,766人（2020年国勢調査）が住んでいます。
三重県伊賀市の2015～2020年における人口増減率は-2.00％と減少傾向となっています。
伊賀市を含む中勢伊賀医療圏に位置する地域と人口増減率を比べると、津市は-1.91％、名張市は-3.06％となっており、伊賀市の人口減少率は周辺地域と同じく減少エリアとなっていました。
ちなみに、全国の人口増減率は-0.75%であるため、伊賀市の人口減少率は、全国平均値に比べて2倍以上の減少率になっているといえます。

次に、三重県伊賀市の高齢化率を調べてみると32.60％で、伊賀市に住む約3人に1人近くの人が65才以上の高齢者でした。
この数値を全国の高齢化率28.00％と比べてみると、伊賀市の高齢化率は高い地域であることがわかります。

では次に、三重県伊賀市の医療施設数をチェックしてみましょう。
調べてみると、病院が4施設（一般財団法人信貴山病院分院上野病院:410病床、社会医療法人畿内会　岡波総合病院:335病床、伊賀市立上野総合市民病院:281病床、医療法人森川病院:52病床）、一般診療所数は49施設あることがわかりました。
絶対数だけ見ると医療機関数が少なく感じますが、人口対比で換算するとどのような状況なのでしょうか。
調べてみると、病院数・一般診療所数ともに全国平均レベルより少ない地域であることがわかりました。
具体的には、三重県伊賀市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.46に比べ4.51と約2ポイント下回っている数値でした。

また、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字は、全国平均値69.98に対して55.20と約14ポイント低いことがわかりました。
これらのデータから、医療機関数が人口に対して足りていない地域であることがわかります。（参照元：2022年11月現在の地域内医療機関情報の集計値（人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算））

では、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数をチェックしてみると、三重県伊賀市に常勤している常勤医師在籍数は137名でした。
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数253.66人と比べて154.34人と約100ポイント低い数値となっていました。
この結果から、全国平均に比べて三重県伊賀市の常勤医師は不足している地域と言えます。
これらの医療資源に関するデータをまとめると、伊賀市の医療資源は、病院というハード面だけでなく、常勤医師数というソフト面においても不足状況にあるエリアであるといえます。
結果的に、他の地域に比べて医師の募集ニーズは高い地域と言えるでしょう。
そのため、転職の際に行う条件交渉は医療機関よりも医師の希望が優先される可能性が高いと言えます。

しかし、今後数十年後も医師のニーズ状況が現状を維持するとは限りません。
そこで、三重県伊賀市の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックし、医師の募集ニーズを推測してみましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、三重県伊賀市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では98、2030年は93、2035年は87、2040年では81、2045年予測では75と、2020年に比べて25ポイント減少する予想になっていました。
これらの数値から三重県伊賀市の医療ニーズは現状をさらに下回る可能性が高いと言えます。
結果的に、医師の募集ニーズも現状より減少するでしょう。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では109、2030年は110、2035年は106、2040年では100、2045年予測では93と、2020年に比べて7ポイント減少する予想となっていました。
これらの数値から、三重県伊賀市の介護ニーズは、現状より減少し、介護領域の医師の募集ニーズも併せて減る可能性があるでしょう。