鹿児島県「肝付町」の医師求人特集(生活&医療情報)

肝付町の生活関連情報

 鹿児島県肝属郡肝付町は2005年に高山町と内之浦町が合併し、新町の歴史はまだ浅いですが、町一丸となり様々なことに取り組んでいます。内之浦宇宙空間観測所を要とし、町伝統のやぶさめ祭り等の祭事、また、大隅地区の自然の豊かさを通して、その魅力を町外にアピールしています。町は、スペースサイエンスタウン構想に基づき、宇宙関連においての硬軟両面に、誰もが身近に触れられるように推進していることと、地域行事は元より、普段の生活から町内民全体が支え合える、みんなが住みよい町を目指しています。人口は合併後も若干減少しており、流失を防ぐためにも、また、町外から転入してもらえるような魅力ある町作りに挑戦しています。教育面においては、県教育委員会及び、大隈地区教育委員会主導の元に、県立楠隼中学・高等学校が開校しました。全国各地から集った生徒が、現在町内で寮生活を送っています。卒業生が、他にはない、ここならではの学びの経験を活かし、将来的に、鹿児島県や当地域の活性につながることも期待されています。一方、昔ながらの地域の子育て事業にも引き続き力を入れており、「きもつき80・2・30(やぶさめ)運動」を推進、小学生は80分、中学生で2時間の家庭学習、テレビを消して30分の読書や家族団らんの時間を日々作りながら、子どもはもちろん、地域を挙げて、心身向上を図っています。

肝付町の医師に関する情報

 医療体制は、町はもとより、大隈地区全体を挙げて万全を期すよう、努力しています。特に、高齢者の救急搬送が少なくなく、初期段階から第二次、第三次救急医療のフローチャートに沿った医療体制を敷いています。圏内は面積が広く、へき地や無医地区もあり、絶え間ない地域医療への取り組みは常に課題であります。
肝属郡肝付町内の医療機関はおよそ16軒です。総合病院が2ヶ所に小規模医療機関が揃っています。総合病院の病床数は合わせて170床ほどで町民全体と比較すれば、また、高齢者の割合を考えれば決して足りているとは言えません。しかし、大隅地区全体の医療機関、肝属東部医師会の協力により、医療体制は365日、24時間隙間なきよう稼働しています。しかしながら、後継者など将来的なことを考えれば、医療従事者がさらに集まることを期待して止みません。成人の生活習慣病予防の各種検診、乳幼児には、子ども特有の疾病早期発見、治療を促進し、医療費助成制度を中学校卒業まで拡大と、常日頃からの健康維持を町ぐるみで図り、町民が、より深刻な病状に陥らないような努力をしています。しかし、大都市から離れている地域柄、受けられる高度医療にも限界があり、医師不足の解消とともに、医療施設拡充など課題を一つ一つクリアしていく必要があります。
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