広島市の中には、歯科医を除くと1,090件の病院や医院やクリニックなどが存在しています。その中には、広島市民病院に代表されるような、歴史もあり、豊富な診療科がそろい、最新医療設備が整った大型の総合病院なども含まれていますが、件数的には圧倒的に、中規模から小規模な個人経営の開業医にて占められています。市内の医師数は約3,150人存在していて、病院数の約3倍の人数がいて充実しているということができます。
また、歯医者については市内に683件存在していて、そのほとんどは、比較的小規模な医院やクリニックなどにて占められています。歯科医数は1,170人存在しているため、歯医者数とのバランスを考慮すると充実しているということができます。
一方、市内には788件の薬局が存在していますが、市内に所属する薬剤師は約2,600人存在しているため、薬局数の3倍程度の人数がいて薬剤師についても充実しているということができます。
広島市の医師数も歯科医数も、薬剤師数も毎年増加の傾向にありますが、栄えた地域に医者が集中する傾向があり、過疎地域では逆に減少している地域もあります。その事態を受け広島県として、偏在解消に向けた取り組みを行っています。