みやま市は福岡県の南部に位置する市で、2007年に旧山川町と旧高田町が合併して発足しました。人口は約3万8000人を数え、福岡県内の市町村では27番目に多い数となっています。市域の多くを筑後平野が占めていることから、基幹となる産業は農業です。旧高田町に相当するエリアでは稲作が盛んである他、北部ではなすなどの野菜のハウス農家が目立ちます。特に穀物の生産額においては福岡県内でも4番目に多い数字となっています。また、古くから交通の要衝であったことから江戸時代のころには宿場町が置かれたという歴史があります。この名残で現在も酒造業が盛んに営まれています。
みやま市内には鹿児島本線が通っていて、市内には3つの駅が置かれています。その中心である瀬高駅には特急列車以外のすべての列車が停車する程、利用客が多いです。このほか西鉄天神大牟田線の駅も2つあります。さらに堀川バスや市が運営する福祉バスといった路線バスが通っており、市民に親しまれています。
みやま市では人口の割に学校施設が多く、市内に小学校は15校あり、これは県内でも9番目に相当する数です。1校あたりの児童数が比較的少なく、子供一人一人に対してくまなく教育が行き届きやすい環境であり、育児にも適した地域です。