山口県「周防大島町」の医師求人特集(生活&医療情報)

周防大島町の生活関連情報

周防大島町は山口県の最も南東部に位置しています。瀬戸内海に浮かぶ周防大島が市域のほとんどを占めており、その他は周辺に浮かぶ5つの有人島と25の無人島から形成されています。人口は約1万7000人で、県内で14番目に多い数となっています。2004年に周防大島を形成する4つの町が合併したことによって現在の町が誕生しました。海を隔てて柳井市や岩国市と面していることから、これらの都市との経済的・社会的なつながりが歴史的に深いです。特に柳井氏とは周防大橋を通じてつながっているため、交通アクセスも比較的容易であるという特徴があります。
周防大島町の交通機関としては鉄道機関は通っていませんが、前述のように周防大橋を介して柳井市の山陽本線大畠駅まで1キロメートル以内で着くことができます。さらに柳井市や愛媛県松山市との間にはフェリーが運航している他、町を形成する島々の移動には町役場が運営する定期便があり、地域の人々の重要な足となっています。
周防大島町内には14校の小学校があり、約600人の児童が通っています。1校あたりの児童数は少ない反面、教員数に関しては比較的充実していることから児童一人一人に細やかな配慮ができる教育体制となっています。この他中学校が5校、高校が1校あります。

周防大島町の医師に関する情報

周防大島町には町立大島病院など、70床から150床程度の中規模の総合病院が3つあり、これらの病院以外にも15件の診療所があります。特に3つの総合病院はいずれも24時間体制で患者を受け入れていることから、特に周防大島エリアにおいてはくまなく医療が行き届きやすい状況です。ただし周辺の離島エリアに関しては総合病院がないことから、これらの地域における救急医療をどうしていくかが今後の課題となっています。
ただしこれらの地域には小規模ながら地域住民の生活に密接して訪問診療なども積極的に行っている気概のある診療所がいくつかあるため、ある程度の重症度であれば対応が可能となっている強みがあります。
これらの医療機関では総勢33人の医師が日常診療にあたっています。人口1万人あたりに換算すると約17.3人で、県内の市町村で14番目に多い数であり、瀬戸内海に浮かぶ島でありながらも県内で標準的なレベルの医療態勢が維持されています。
このように周防大島町の医療情勢はその地理的なデメリットにもかかわらず全体としては地域住民の健康増進に十分なものとなっています。今後は離島地域における医療機関の充足を図るために、自治体として他地域からの人材も含めた医療スタッフの派遣を積極的に検討しています。
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