岡山県「吉備中央町」の医師求人特集(生活&医療情報)

吉備中央町の生活関連情報

 岡山県吉備中央町は、岡山県のほぼ中心に位置する町です。総人口は11908人、世帯数は5565戸あります。(平成29年10月1日現在)観光に力を入れており、”夢町民になってふるさと夢体験をしよう”というコンセプトで「夢町民・夢体験」と名付けられた田舎体験メニューが豊富に揃っています。体験メニューの中には、田植え体験・いちご狩り体験・乳搾り体験・もちつき体験・炭焼き体験などがあります。この他にも季節ごとに吉備中央町の美味しい農作物や自然を体感できるメニューが揃っています。

吉備中央町の医師に関する情報

 吉備中央町の医療施設数は、病院が2施設(吉備高原医療リハビリテーションセンター:150病床、吉備高原ルミエール病院:116病床)、一般診療所が9施設あります。人口10万人あたりの医療機関数で換算すると、病院は全国平均値に比べて約2.5倍にあたる16.74、診療所は全国平均値から約7.5ポイント低い75.31でした。このように吉備中央町の医療機関数をチェックすると、病院・診療所ともに全国平均値と同じかより恵まれた環境に見えます。では、吉備中央町に在籍する医師数はどうなっているのでしょうか。そこで、吉備中央町に在籍する常勤医師数をチェックすると23名(人口10万人あたりの平均医師数245.93人より約8ポイント低い192.47人)であることが分かりました。つまり、吉備中央町は医療機関数は全国平均よりもやや多い傾向にあるにもかかわらず、常勤医師数は不足気味だということがわかりました。では、吉備中央町の医師募集状況はどのようになっているのでしょうか。吉備中央町にある吉備高原医療リハビリテーションセンターは、150床(障害100床、一般50床)で展開しており、特徴として障害者施設等一般病棟という専門病院機能を備えている点があげられます。つまり、吉備高原医療リハビリテーションセンターの2/3の病床は、周辺の地域住民の医療を支えるというよりも、もっと広域における障害者を対象にしていることを意味しています。そこで気になるのが、吉備中央町にあるにあるもう一つの病院である医療法人社団吉美会 吉備高原ルミエール病院です。この病院では、療養病棟を展開しており、地域の長期入院患者や在宅医療が必要な患者の受け皿になっています。つまり、地域病院としての機能は吉備高原医療リハビリテーションセンターよりも吉備高原ルミエール病院がメインと言えます。そんな2つの病院の医師募集状況をちぇっくすると、吉備高原医療リハビリテーションセンターの医師求人は、内科・リハビリテーション科・整形外科・神経内科にて募集があり、吉備高原ルミエール病院では医師の募集がないことがわかりました。(ともに2017年10月現在)そんな吉備中央町ですが、10年後・20年後の医療・介護需要はどうなっているのでしょうか。社会保障・人口問題研究所調べでは、吉備中央町の15?64歳までの生産人口は、他の周辺地域と同様、2015年から減少する予想が出ています。また、65歳以上の高齢者人口についても2015年頃から減少すると予想されています。この人口減少によって、医療と介護のニーズはどのように変化するのでしょうか。吉備中央町の2010年の医療需要を100と起算した場合、2020年は97、2025年には92、2030年には86、2035年には81、2040年には75と減少することが分かっています。これは、2015年の1/4の患者数が減少することを意味しています。このデータから考えられるのは、今から20年後には医療募集求人数も減るだろうということです。ちなみに吉備中央町の介護需要は2020年に97、2025年には98、2035年には93、2040年には85とこちらも医療需要と同様に減少することが分かっており、介護現場で働く医師の募集傾向も厳しい状況であることは変わりないと言えます。
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