長崎県対馬市は、長崎県の対馬にある人口約3万1000人の街です。市のおよそ80%を森林が占める山に囲まれた街で、中央に湾を抱き河川豊かな自然に恵まれたエリアです。対馬島をはじめ100の島々があり、その中でも有人島は6島あります。基幹産業は漁業で、複雑なリアス式海岸を呈する湾は観光スポットであるとともに養殖業も盛んに行われています。対馬市では人口の過疎化や少子高齢化などの課題があり、地域のつながりが希薄になっていることが問題となっています。
対馬市には21校の市立小学校と13校の市立中学校があります。ほとんどが1学年1クラスかそれ以下の複式学級形式をとっています。
市では放課後学校の施設や公民館などで、地域住民と子ども達が学習やさまざまな体験などを通して交流を行っています。また市では、青少年の健全育成のために街頭で地域住民に啓発活動を行ったり、パトロールを実施しています。
海に面した市では、防災・減災を考えるシンポジウムがたびたび開かれ、各地区で減災について市民がそれぞれに話し合う「減災市民ワークショップ」を開催したり、住民がそれぞれの場所で身の安全を確保する「シェイクアウト訓練」なども市を挙げて実施されています。