九州から西方向の東シナ海に浮かぶ中通島に長崎県の新上五島町はあります。面積は約214平方キロメートルあり、その中にyは約1万9千人の人々が生活しています。人口はこの30年以上急激に減少傾向が続いていて、20歳から30歳にかけての人口が極端に少なく、60歳以上の高齢者の占める割合が高く、極端な少子高齢化が進んでいる地域です。
新上五島町では、出生祝金制度や出産育児一時金制度、特定不妊治療費助成制度を導入することにより少子化対策に取り組みを見せています。更には、乳幼児医療費給付制度を導入することにより経済的な視点からも子育てファミリーへの医療への補助活動を行っています。また、定期的に健康診断を開催することにより町民の病気の早期発見活動や、各種予防接種の実施により町民の病気の予防活動にも力を入れています。
高齢者については、紙おむつなどの介護用品購入助成制度、福祉電話サービス、単位老人クラブ活動の補助、軽度生活支援活動、配食サービスなど様々な福祉活動を行っています。また、長寿祝い金や敬老祝い金の支給や住宅改造費の助成制度など金銭的な側面からも高齢者を支えることにより、高齢者も住みやすい環境を提供しています。