京都府「京丹波町」の医師求人特集（生活＆医療情報）

京都府京丹波町には人口14,453人（2015年国勢調査）が住んでいます。
京丹波町の2010～2015年における人口増減率は-8.13％、高齢化率は40.00％となっています。
医療施設数は、病院が2施設(医療法人丹笠会丹波笠次病院:85病床、国保京丹波町病院:47病床)あります。
また、一般診療所数は5施設あります。

これらの医療機関数を人口対比でチェックしてみると、京丹波町の病院数は全国平均数より多く、診療所数は全国平均値よりも少ないことがわかりました。
具体的には、京丹波町の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.51に比べ13.84と２倍以上高い数値でした。
一方、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した結果は、全国平均値68.89に対して34.59と約半分であることがわかりました。（参照元：2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算）
つまり、京丹波町の診療所の負担は大きいということがわかります。

では、京丹波町で働く常勤医療スタッフ数はどのような状況なのでしょうか。
京丹波町に常勤している医師在籍数について調べてみると、京丹波町内の常勤医師在籍数は12名在籍していることがわかりました。（2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）
この常勤在籍医師数を、「人口10万人あたり」で確認してみると、全国平均医師数240.93人と比較して83.03人と約1/3になっていることがわかりました。
つまり、現時点で京丹波町の常勤医師数は、全国に比べてかなり厳しい状況だと言えます。

結果的に、京丹波町内の常勤医師の募集ニーズは全国に比べ非常に高いという予測ができます。
そのため、今のタイミングで転職されれば、条件交渉はスムーズに行く可能性が高いと言えるでしょう。

しかし、今後も京丹波町の常勤医師募集傾向は現状のままなのでしょうか。
実は、この問題に答えるためには、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」をチェックするのが良いでしょう。
この推計値によると、京丹波町の2015年医療需要の実績を100と基準にした場合、2020年予測では96、2025年は92、2030年予測では87、2035年では79、2040年予測では72、2045年予測では64と現状に比べて約36%減少することが分かりました。
つまり、医療ニーズが減少傾向に転じるため、それに影響して常勤医師募集ニーズも現状より低くなる可能性が高いと言えます。

では次に、今後の介護現場での医師募集ニーズについて調べてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを推測します。
2015年実績を100とした場合、2020年予測では101、2025年は105、2030年予測は104、2035年では97、2040年予測では89、2045年予測では80と現状に比べて約20%減少することが分かりました。

このように、現状の求人情報だけでなく、転職を希望しているエリアでの医療・介護ニーズ変動を確認することによって、京丹波町における未来の医師募集ニーズを予測することができます。
もし、転職を検討されているのであれば、転職先の勤務条件に加えて今後の募集ニーズについてもチェックしておくことが、今後の医師転職における成功のコツと言えるでしょう。