善通寺市は香川県の北西部にある町で、人口は県内で7番目に多い約3万3000人です。この街は平安時代初期に真言宗を創設した僧侶である空海が父親の供養のために建立した善通寺の門前町として非常に長い歴史を持つことで知られています。そのため市内には四国八十八箇所に指定されている寺院が5つ置かれており、文化的にも重要な場所の1つとなっています。気候は瀬戸内型気候で夏冬の温暖差の少ない穏やかな気候であり、それを生かしてスイカなどの栽培が盛んに行なわれています。
善通寺市内には鉄道機関としてJR土讃線が通っており、高松市へ電車一本でアクセスできる便利さが魅力の1つです。市内にある善通寺駅は全ての特急列車が停車する重要な駅であり、利用客が非常に多く駅の周辺も飲食店が数多く立ち並んでいます。また市内には高松自動車道の善通寺ICがあるため、自家用車で四国の各都市や瀬戸大橋や明石海峡大橋を介して本州方面へ遠出するのにも便利な場所と言えます。この他市内には善通寺市民バス「空海号」などのバス路線があります。
市内の教育環境は市の規模に見合った形となっており、小学校が8校、中学校が2校、高校が2校といった教育機関の数に関しては県内で7番目に多い数字となっています。