香川県「善通寺市」の医師求人特集(生活&医療情報)

善通寺市の生活関連情報

善通寺市は香川県の北西部にある町で、人口は県内で7番目に多い約3万3000人です。この街は平安時代初期に真言宗を創設した僧侶である空海が父親の供養のために建立した善通寺の門前町として非常に長い歴史を持つことで知られています。そのため市内には四国八十八箇所に指定されている寺院が5つ置かれており、文化的にも重要な場所の1つとなっています。気候は瀬戸内型気候で夏冬の温暖差の少ない穏やかな気候であり、それを生かしてスイカなどの栽培が盛んに行なわれています。
善通寺市内には鉄道機関としてJR土讃線が通っており、高松市へ電車一本でアクセスできる便利さが魅力の1つです。市内にある善通寺駅は全ての特急列車が停車する重要な駅であり、利用客が非常に多く駅の周辺も飲食店が数多く立ち並んでいます。また市内には高松自動車道の善通寺ICがあるため、自家用車で四国の各都市や瀬戸大橋や明石海峡大橋を介して本州方面へ遠出するのにも便利な場所と言えます。この他市内には善通寺市民バス「空海号」などのバス路線があります。
市内の教育環境は市の規模に見合った形となっており、小学校が8校、中学校が2校、高校が2校といった教育機関の数に関しては県内で7番目に多い数字となっています。

善通寺市の医師に関する情報

善通寺市には独立行政法人国立病院機構四国こどもとおとなの医療センターという、県内有数の規模を誇る大きな医療機関があります。この病院は約700床ものベッド数を保持し、三次救急指定病院として救命救急センターを持ち、また県の災害拠点病院にも指定されていることから院内にDMATチームという大規模災害や事故に対応できる専門チームを形成するなど、地域の人の安全を守る高い機能を持った体制が整っています。この他に小規模の病院が3施設、診療所が30施設あり、軽症から中等症のケースにおいてはこれらの周辺の医療機関で対応し、重症例に関して救命救急センターで対応するといったトリアージが正しく行なわれています。
これらの医療機関では合計で134人の医師、74人の薬剤師が職務に従事しています。これは県内では6番目に多く、人口1万人当たりの医師数は39.6人に及び県内で2番目に優れた数字です。これらの医療スタッフのほとんどが救急対応のできる大きな病院で働いている一方で、周辺の小さな病院では看護師も含めた医療スタッフがやや不足しがちとなっており、今後人材の拡充が課題となっています。自治体としては医療過疎地を作らないように、これらの周辺の医療機関の医療の質が保たれているか注意深く観察を続けています。
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