兵庫県「たつの市」の医師求人特集(生活&医療情報)

たつの市の生活関連情報

兵庫県たつの市の総人口は、平成7年までは増加の傾向でしたが、平成12年では微減に転じ、その後は減少傾向が続いています。年齢別の人口をチェックしてみると、年少人口(0歳〜14歳)は減少傾向が続いています。生産年齢人口(15歳〜64歳)は平成11年まで増加傾向でしたが、平成12年からは減少に転じています。老年人口(65歳〜)は増加傾向が続いており、総じて少子高齢化が進行している地域と言えます。たつの市の42.6%は山林と自然豊かな地域ですが、その一方でたつの市内には、世界最高性能の大型放射光施設SPring-8とX線自由電子レーザー施設SACLA、兵庫県立大学など学術研究機関が集積する「播磨科学公園都市」があります。自然と科学技術の共存する新しい国際的な科学公園都市として注目されています。

たつの市の医師に関する情報

兵庫県たつの市は人口77,419人(2015年国勢調査)が住む市です。たつの市の医療施設数は、病院9施設(医療法人古橋会 揖保川病院:360病床、たつの市民病院:120病床、とくなが病院:109病床、医療法人社団景珠会 八重垣病院:108病床、兵庫県立リハビリテーション西播磨病院:100病床、信原病院:99病床、龍野中央病院:99病床、兵庫県立粒子線医療センター:50病床、栗原病院:36病床)あります。また一般診療所を調べると35施設ありました。この医療機関数を人口対比で調査した場合、たつの市の医療機関数は全国平均値よりも多いのでしょうか。少ないのでしょうか。調査してみると、病院数は全国平均値よりも多い一方で、診療所は全国平均値に比べて半分ほどであることがわかりました。詳細のデータもご紹介しましょう。たつの市の人口10万人あたりの病院数は全国平均値6.65に比べ11.63と2倍近い数値になっており、人口に対して豊富な病院数であることがわかります。しかし、一般診療所数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均値71.57に対して45.21と約26ポイントも低いことがわかりました。(参照元:2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算)では、たつの市の医療機関で働く常勤医師在籍数の状況はどうなっているのでしょうか。たつの市内の常勤医師在籍数を調べてみると、99名が在籍していることがわかりました。(2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)この常勤在籍医師数を、先ほどの医療施設数比較と同じように「人口10万人あたり」でチェックすると、全国平均医師数246.00人と比較して127.88人と約121ポイントも低いことがわかりました。このデータから分かるように、たつの市の医師数は非常に不足している状況であることが推測できます。翻ると、現在のたつの市で働く常勤医師数の募集ニーズは全国平均よりも大変高いと言えます。このように「募集ニーズが高いエリア」では、転職時の条件交渉などがやりやすくなります。しかし、今後数十年後の日本各地では大きな人口変動が至る所で発生する可能性があり、現状だけの情報を鵜呑みにして転職を決定してしまうのはリスクがあります。例えば、2025年問題(団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者による介護・医療ニーズの急増が危惧されている問題)や過疎化、進む高齢化といった、人口構造的な環境要因や、ITなどを駆使したオンライン診療や診断といった医療技術の環境要因によって、医師募集ニーズは影響を受けます。今後ますます様々な環境変化にさらされる医療現場では、現時点だけのデータだけでは転職すべきか否かを判断しづらくなっているのです。そこで1つの指針となる「現在から25年後までの高齢者人口の推移」に関するデータをご紹介します。これらのデータをもとに、今後数十年のたつの市の医師募集ニーズがどのように変化するのかシミュレーションしてみましょう。ここでチェックするデータは、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」です。この推計値によると、たつの市の2015年の医療需要の実績を100とした場合、2020年予測では102、2025年は102、2030年予測では100、2035年では95、2040年予測では91、2045年予測では86と現状に比べて約15%ほど減少することがわかります。医療ニーズが減少してしまうと、医師募集ニーズも現状よりも減少する可能性があると考えられます。次に「介護需要データ」をチェックしてみましょう。このデータによれば、たつの市の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では111、2025年は126、2030年予測では129、2035年では124、2040年予測では118、2045年予測では114と、現状に比べて約14%ほど増加することがわかります。このことから、介護現場での医師募集ニーズは、今後25年間は現状維持かやや高まる可能性があると言えるでしょう。
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