福岡県の大牟田市は、九州エリアでも比較的北部に位置していて、久留米市から40キロメートルほど南部に位置している市です。その面積は約81平方メートルあり、約11万7千人の人々が居住しています。年齢別人口を見るとピークは約60歳で、60歳以上の高齢者の占める割合も高く、少子高齢化が着実に進んでいる地域です。人口も30年以上減少傾向が続いていて、2010年には過疎地域に指定されました。
大牟田市では少子化対策への取り組みとして、柳川市、みやま市と連携して、独身の男女に出会いの場を提供する「大牟田・柳川・みやま結婚サポートセンター・なかだっつあん」を開設・運営することにより市民の婚活支援活動を行っています。また、子ども医療事業を立ち上げることにより、0歳から中学生の子供に関する医療費に対して助成を行うことにより経済的な観点からも子供の医療に関する支援活動にも取り組みを見せています。高齢者については後期高齢者医療制度を導入することにより75歳以上の高齢者について高額医療費に対する補助を行っています。その他各種予防接種や健康診断・がん検診などを行うことにより市民の病気の早期発見や予防活動にも力を入れています。