直方市は福岡県の北部にある人口約5万6000人の街です。中央の平野部に流れる川とJRの鉄道に挟まれた形で市街地が形成されています。市の北部は田畑が広がる農村地帯・市の南部は工業地帯が広がっており、東西は山々に囲まれ自然が多く残る豊かな環境にあります。市の中心部には市内最大の商店街があり、近年郊外型の大型ショッピングセンターなどが次々と建設をされています。近隣の中心都市のベッドタウンとしても人気が高く、市の東部や中心街では人口の増加に合わせて古くからの住宅地に加え、団地やマンションの建設が盛んに行われています。
直方市では共働き世帯の増加などで家庭教育力の低下が指摘されています。また個人重視のライフスタイルなど、地域とのつながりが薄れてきており青少年の健全な育成などの面も危ぶまれています。
直方市には11校の市立小学校と4校の市立中学校があります。市では義務教育を連続した期間と捉え、小中学校の教員や児童・生徒がさまざまな形で交流ができる小中一貫教育を推奨しています。校区内の全教員が集まる交流研究会の場で「確かな学力」や「豊かな人間性」を育てる協議会が毎年開かれており、発達段階に応じたきめ細やかな指導の提案がなされています。