奈良県「香芝市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

奈良県香芝市には人口78,113人（2020年国勢調査）が住んでいます。
奈良県香芝市の2015～2020年における人口増減率は0.71％となっています。
同じ奈良県中和医療圏に位置する地域とこの人口増減率を比べると、大和高田市では-4.74％、御所市では-4.17％、宇陀市では0.71％となっていました。
つまり、香芝市の人口増減率は周辺地域に比べて非常に低く、人口減少が少ないエリアと言えます。
次に奈良県香芝市の高齢化率を調べるてみると23.60％と、約4人に1人の方が65才以上の高齢者が住む地域であることがわかりました。

そんな奈良県香芝市の医療施設数を調べてみると、病院が2施設（医療法人弘生会関屋病院:350病床、医療法人藤井会　香芝生喜病院:241病床、社会医療法人　高清会　香芝旭ヶ丘病院:99病床）あることがわかりました。
また、一般診療所数は 21施設あることがわかりました。

次に、医療機関の絶対数だけでなく人口対比で換算した時の香芝市の医療機関数の状況についてご紹介します。
医療機関数を人口対比で調査したデータを見ると、奈良県香芝市の病院数/診療所数ともに、全国平均値より低いことがわかりました。
特に奈良県香芝市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ3.84と約半分の数値になっていました。

次に一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字をチェックすると、全国平均値69.75に対して69.13と大きな差はないものの、約0.5ポイント低いことがわかりました。（参照元：2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算）

では次に、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数もチェックしてみると、奈良県香芝市に常勤している常勤医師在籍数は122名であることがわかりました。（2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて156.18人と、全国平均値に比べ約94ポイント低いことがわかりました。
つまり、奈良県香芝市の常勤医師数は全国平均に比べて少ないため、他の地域に比べて医師の募集ニーズは全国平均より高い可能性があるとわかります。
このため、転職の際に行う条件交渉は医師に優位に進めらることが多いと言えます。

では次に、奈良県香芝市の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックしましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、奈良県香芝市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では110、2030年は113、2035年は115、2040年では118、2045年予測では120と、2020年に比べて約20ポイント増加する予想がでています。
少子高齢化が進む日本において、地方で医療ニーズが高まり続ける予想が出るのは非常に稀です。
これらの数値から奈良県香芝市の医療ニーズは現状より増加するので、医師の募集ニーズは今より高くなる可能性があるといえます。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では130、2030年は140、2035年は141、2040年では147、2045年予測では158と、2045年には2010年より約58ポイント急増することがわかりました。
つまり、奈良県香芝市の介護現場での常勤医師募集ニーズは現状より急激に高まる可能性があると言えます。