島根県「奥出雲町」の医師求人特集（生活＆医療情報）

島根県奥出雲町は人口13,063人（2015年国勢調査）が住む市で、広島と鳥取のちょうど県境に位置しています。医療施設数は、病院が1施設(町立奥出雲病院:140病床)、そして一般診療所が7施設あります。これらの医療機関数を奥出雲町の人口対比で医療機関数を見た場合、診療所は全国平均よりも少なく、病院は全国平均よりも多いことがわかりました。具体的には、奥出雲町の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.52に対して7.66と約1.1ポイント高くなっています。一方、一般診療所数は人口10万人あたりで換算すると、全国平均値68.14に対して53.59と全国平均よりも約15ポイント低くなっていました。では、島根県奥出雲町に在籍する医師数の状況はどのようになっているのでしょうか。島根県奥出雲町に在籍する医師数は16名で（2017年10月現在の地域内医療機関情報の集計値）、在籍医師数を人口10万人あたりの全国平均医師数237.28人と比較すると、奥出雲町は122.48人と約115ポイント低い状況でした。このデータから分かるように、島根県奥出雲町の現在の医師数の不足状況は厳しいと言わざるを得ません。逆に言えば、医師募集ニーズがとても高いと言えます。しかし、その状況は今後劇的に変動すると予想されています。これから約25年間の医療施設／介護施設別に今後の医師募集傾向について調べてみると、奥出雲町における「医療機関・介護施設の医師募集傾向」は、2015年以降、急激に減少することがわかっています。この医師募集傾向は奥出雲町の将来推計人口から計算した「医療介護需要予測指数」を参考にしています。具体的に2020〜2045年までの「医療介護需要予測指数」についてご紹介しましょう。奥出雲町の医療需要予測指数推移をチェックすると、2015年実績を100とした場合、2020年予測では95、2025年は90、2030年予測では84、2035年では77、2040年予測では68、2045年予測では60になるという予想がされています。つまり、今から約25年後には、医療ニーズが約４割減するということになります。つまり、医療機関における医師募集ニーズも現状の約4割減する可能性があるということを示唆しています。次に奥出雲町の介護需要予測指数を見てみましょう。2015年実績を100とした場合、2020年予測では96、2025年は97、2030年予測では96、2035年では91、2040年予測では82、2045年予測では72になるという予測が出ています。つまり介護現場でも医師の募集ニーズが2030年を境に急激に減少する可能性を示しています。このような医師募集傾向の変動は、島根県内のすべてのエリアで起こっているわけではありません。島根県内でも、今後も医師募集傾向が維持するエリアもあれば、増加傾向のエリアもあります。このように、今後は地理的に近いエリアでも医師募集ニーズに差が生じてくるため転職時に注意が必要です。事前に、働きたいエリアや施設種別の医師募集ニーズをチェックする時間が取れない場合は、医師専門の転職エージェントに確認することをお勧めします。転職エージェントは、すべて無料で転職状況を調査し、メールなど希望の連絡方法で情報を提供してくれるので大変便利です。