佐賀県「伊万里市」の医師求人特集(生活&医療情報)

伊万里市の生活関連情報

 伊万里市は佐賀県の西部にある人口約5万5000人の街です。三方を山々に囲まれ北は湾に臨む伊万里市は、古くは焼き物の積出港として栄えた歴史があり、現代では近代的な工業湾として、大規模な臨界工業団地を形成して発展をつづけています。伊万里市では核家族化や共働き世帯の増加などにより、地域とのつながりが希薄化したり、家庭教育力の低下や児童・生徒の健全な育成が危ぶまれています。
市には市立小学校が16校・市立中学校が8校あります。市は生徒用のタブレットパソコンや電子黒板・デジタル教材などを10年計画で整備しており、児童・生徒の学力向上と指導方法の改善を試みています。また学力向上の一環として「家読」を推奨しています。家族で読書の習慣をつけると共に、コミュニケーションや触れ合いの機会を増やすことが目的とされています。少子高齢化など地域が抱える問題に対しては、「元気な町づくり大賞」を選出しています。地域の課題を解決するためにさまざまなチャレンジをしている町が表彰を受けます。年齢を問わず参加することができ、クロスカントリーや家読集会・子ども見守り隊・防災ネットワーク集会など、地域が団結して町を活性化する取り組みを行っています。

伊万里市の医師に関する情報

 伊万里市における病院施設数は10施設・一般診療所施設数は37施設あり、人口10万人に対する病院施設数は全国の平均を上回っていますが、一般診療所施設数は全国の平均を下回っています。また医療医師数の数は81人で全国の平均を下回っており、医療施設の数も医師の数も不足している傾向にあります。
伊万里市では高齢化が進んでおり、慢性疾患や二次救急医療を担う医療機関の医師不足などが問題となっています。また市北部では救命救急を行っている医療機関がなく、三次救急医療については中部エリアまで搬送しなければいけないという問題もあり、現在救急医療を行える病院の再編や統合が行われています。
伊万里市で有名な病院は、医療法人幸善会前田病院・独立行政法人地域医療機能推進機構伊万里松浦病院などがあります。伊万里松浦病院は、高度な急性期医療を行う地域の中心的病院で、専門性の高い診療科や高齢者医療・健診事業などを行っており、地域住民から親しまれています。前田病院は、人工透析や糖尿病の専門医がいる病院です。日本透析医学会専門医制度に認定をされており、この病院で研修医として働くと認定医の単位の取得ができ、病院側も積極的に研修医を受け入れています。
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