岡山県「津山市」の医師求人特集(生活&医療情報)

津山市の生活関連情報

 津山市は人口103,746人(2015年国勢調査人口)の街で岡山県の中でも人口減少が著しい地域のひとつです。人口増加率(2010年?2015年)をみると、-2.85%となっており、高齢化率(65歳以上)は28.60%で3人に1人は高齢者という大台が目の前に迫っています。そこで津山市では子育て支援事業として「つやまっ子 ニコニコプラン」を掲げ、一時預かり事業を行う保育所の拡充(すでに全私立幼稚園と一部の保育所で実施中)、延長保育(1園を除くすべての保育所で実施済み)、病児保育所の追加、放課後児童クラブでは平成27年度から対象を小学校4年以上にも拡充するなど様々な取り組みを行っています。また、津山市学校力向上推進プランと名付けて、小・中学生の学力向上のために朝学習や放課後学習、補充学習等の取組みや家庭学習の習慣化など、教育委員会が積極的に取り組んでいる地域です。また、人口減少している津山市では「定住・移住」にも積極的で、家賃の半額を6ヶ月間補助してもらえる「お試しぐらし応援事業補助金」や津山市の空き家購入時の30万円が補助される「空家活用定住促進事業補助金」など様々な取り組みを行っています。

津山市の医師に関する情報

 津山市の医療施設数を見てみると病院が11施設、一般診療所が79施設となっており、人口10万人あたりの施設数は病院・診療所ともに全国平均値よりも高くなっています。医師数は267名で人口10万人あたりの人員数で見ると257.36人と全国平均値245.93人より約12ポイント高いことからも、津山市の医師数・医療機関数は全国平均値よりも充実していると言えるでしょう。しかし15~64歳までの生産人口だけでなく、65歳以上の高齢者人口も先細っており、2040年の医療需要指数は2015年の0.9倍ほどに落ち込むと言われています。そのため、津山市の医療関数や医師数の増加は期待できないでしょう。一方で、人口密度が204.90人/k㎡と全国平均より130ポイント下回っており、救命救急体制や在宅医療への取り組みは今後も見直されていくことが考えられます。例えば、救命救急体制に関しては近隣の救急病院との連携が求められています。また在宅医療では、医師一人が移動する距離が長いため移動距離の負担を軽減する工夫が求められるでしょう。ちなみに、津山市には 津山中央病院(535床)や積善病院(306床)、津山第一病院(199床)、さとう記念病院(179床)などが代表する病院として挙げられます。津山中央病院では救命救急センターが設置されており、平成26年には重症患者を839名受け入れた実績があります。また大規模災害発生時は災害拠点病院であるため、いざという時はDMATチームが組まれることになっています。そのほか、在宅医療への移行をスムーズにするために入退院支援センターを設置し、医療と介護の連携を図っています。津山第一病院では回復期リハビリテーション病棟があり、日常生活を送るために必要な動作能力の改善を目的としたチーム体制を整えています。そうすることで、医師だけでなく看護師や理学療法士、作業療法士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーがそれぞれの専門性を生かして患者に寄り添ったリハビリ対応ができるため、限られた入院期間でも退院後に安心して在宅復帰できるようになります。
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