岡山県「玉野市」の医師求人特集(生活&医療情報)

玉野市の生活関連情報

 玉野市は人口60,930人(2016年国勢調査人口)の街で、年間平均気温が15.8度、年間日照時間が2061時間と太陽の恵みがいっぱいの地域です。瀬戸内海に面しており、倉敷市まで車で約40分、東京までは約4時間、名古屋間では約3時間、大阪までは約1時間30分と主要都市までの交通も便利です。また玉野市はアートの街としても有名で、すべての駅がアート作品になっており、3年に1度は瀬戸内国際芸術祭を開催しています。待機児童数はゼロ、放課後児童クラブの待機児童はゼロで一時預かりも充実しており、延長保育は1日350円、休日保育は1日1800円で利用できるため共働き育児世代に嬉しい街です。また、こども医療費は中学卒業まで無料となります。教育面も力を入れており、小学校全学年で35人学級を実施、小学生を対象にしたおさらい会の実施、中学生の習塾度にあわせた放課後学習支援という施策を行っています。その結果、出生児数が増加しているが玉野市の現状です。

玉野市の医師に関する情報

 玉野市の医療施設数を見てみると病院が10施設、一般診療所が39施設となっており、人口10万人あたりの施設数は病院は全国平均値よりも約10ポイント高く、診療所は全国平均値よりもやや少ない数値となっています。医師数は87名で人口10万人あたりの人員数で見ると143.24人と全国平均値245.93人より約100ポイントも低いことからも、玉野市の病院数は多い一方で、かかりつけ医としての役割を担うクリニックは少なく、また医師数は圧倒的に不足していることがわかります。玉野市も、平成16年度から始まった卒後臨床研修制度の影響を受けた市区町の一つであることがわかります。15~64歳までの生産人口・65歳以上の高齢者人口ともに減少予測が出ており今後の医療需要は減ることがわかっています。具体的には、2040年の医療需要指数は2015年の0.82倍ほどに落ち込むと言われています。そのため、玉野市の医療関数や医師数の増加は期待できないのが現状です。一方で、高齢化率は35.30%とすでに3人に1人以上が65歳以上という高齢化地域でありながら、人口密度が586.40人/k㎡と全国平均より240ポイントほど上回っていることから限られた医療資源の中でも物理的な面で医療提供しやすい地域と言えます。実際に玉野市の病院を調査すると、病床数が100病床以上の病院が4施設あり、順に玉野市立玉野市民病院(199病床)、由良病院(177病床)、浅羽医学研究所附属岡南病院(155病床)、玉野三井病院(143病床)となります。玉野市立玉野市民病院では「玉野市立玉野市民病院改革プラン」を平成21年3月に設置し、6名の医師不足(内訳:内科医2名、外科医1名、整形外科医1名、泌尿器科医1名、麻酔科医1名)を公表しています。そこで病院としての役割をスリム化することで効率化を狙っています。具体的には、(1)救急医療に集中することで初期救急医療や虹救急医療を実施するための医師確保と育成を重点的に行い、脳・心臓疾患領域は周辺医療機関との連携すること(2)小児科医を2名体制にすることで土日24時間診療体制を敷くこと(3)産婦人科医2名体制にすること(4)医師会と連携し職員の研究研修活動を推進することで先進的医療技術を取得することなどを掲げています。
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