愛媛県「今治市」の医師求人特集(生活&医療情報)

今治市の生活関連情報

愛媛県の北東部に位置する今治市は、古くから瀬戸内の海上交通の要として、海運業や造船業が盛んで、まさに海とともに発達してきた街であります。また、今治タオルに代表されるように繊維産業も盛んで、タオルの生産に至っては全国シェアの5割を占めるほどです。
そんな今治市ですが、現在少子高齢化と人口減少という2つの大きな問題に直面しています。特に人口減少問題は深刻で、2005年に173,983人だったのが、2010年には166,532人とわずか5年間で、5%弱の人口が減ったことになります。このまま行くと現在人口の約28%を占める高齢者の割合が、2040年には38%を超えるという推計も出ています。
その為、市ではこれらの現状を打破すべく「今治新都市開発」と銘打って様々な対策に取り組んでいます。
この「今治新都市開発」は今治市、愛媛県、都市再生機構が三位一体となり、都市開発に取り組んでいるもので、中心市街地の活性化に取り組み、将来懸念される市内の空洞化を防ぐ試みや、航路の発達による海運業の衰退を防ぐ為、世界でも有数の海事産業の集積都市という地域の強みをさらに発展させるため、人材育成、海事クラスターの構築、海事文化の振興、交流などの事業が進められています。

今治市の医師に関する情報

今治市の病院施設は、一般診療所が356施設、病院が30施設あります。一般診療所に関しては全国的に比べても恵まれていると言えますが、病院については、全国平均を下回っているのが現状です。また、医師の数に関しても人口10万人あたり対して、約140人と全国平均の152人を大きく下回っており、今後は人口減少とともに高齢者の数は反比例していくと言われている当市にとってはさらに深刻な問題になってくる可能性もあります。また人口減少や少子高齢化などの問題については、医療分野だけではなく介護の面に関しても大きく関わってくる事は容易に想像出来るでしょう。そのため当市ではグループホーム等の施設の充実や「地域包括ケアシステム」のより一層の増進を図っています。
市内の代表的な医療機関としては、愛媛県立今治病院、今治市医師会市民病院、済生会今治病院、真泉会第一病院などがあげられます。これらの病院は、市の中核を担う病院として良質で高度な専門的医療が提供出来るよう、診療機能の設備、機能の充実を図っています。
また、市の医師会では将来の医療の不足に備えて、教育面にも重点を置き、将来の当市の医療を担う医療従事者の育成にも力を入れているのが特徴的です。
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