【医師求人特集】医師 求人 石垣市

石垣市が抱える医療課題と医師求人状況

みなさんは石垣市で働く医師が何人いるかご存じでしょうか。

 石垣市の人口は約47000名で地方では珍しく1975年以降増加傾向にあります。医師数は60名前後、看護師は約270名が働いています。この数値を人口10万人対比で見ると、全国平均値は医師156人なのに対して石垣市は133人と決して多いとは言えません。病床数で比較しても、その結果は顕著です。例えば人口10万人あたりの病床数をみると、全国平均は1219床であるのに対して、石垣市は1084床となります。石垣市にある診療所は26施設、病院は3施設、老人保健施設は2施設しかなく、その数は十分とは言えません。
 石垣市には「病床(病院)・医師不足」以外にも課題があります。それは「診療所の置き去り」です。石垣市の住民は入院の必要がない症状にも関わらず、二次医療圏を担う3つの病院、沖縄県立八重山病院、石垣島徳洲会病院、かりゆし病院に集中しています。そのため、この3つの病院で本来診てもらうべき患者さんが長時間待たされるだけでなく、働く医師が疲弊してしまうという悪循環に陥っています。このような状況を受けて石垣市の医師会からは「かかりつけ医を持つことの重要性」を住民に周知することを提言しているほどです。しかし、住民の意識が変わるには時間を要するでしょう。この状況から、石垣市内の3つの病院では慢性的な医師不足に悩まされており、医師招聘は急務となっています。

石垣市にある3つの病院の「医師募集求人」について(2014年10月現在)

 まず石垣市を代表する「沖縄県立八重山病院」を紹介します。この病院は288床(一般:225床、感染症:3床、結核6床、精神50床、ICU4床)で、働いている医師数は 約50人いらっしゃいます。診療科目は、22科 (内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、神経内科、外科、呼吸器外科、消化器外科、脳神経外科、整形外科、精神科、小児科、皮膚科、泌尿器科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、救急科、麻酔科、放射線科)あり、周辺諸島からの救急要請がある場合はドクターヘリを年間数件対応しています。
 当直・日直体制は、内科、外科、産婦人科、小児科、精神科で、その他の科はオンコール対応となります。年間時間外患者数を科目別にみると、内科が約5500件、小児科が約4800件、外科が約2200件、整形外科が約1000件、産婦人科が約500件と続きます。
 年間手術件数を科目別にみると、外科が約400件、整形外科が約450件、産婦人科が約280件、脳神経外科が約20件と続きます。麻酔別で手術数をみると、全身麻酔が約350件、腰椎麻酔が約340件、全麻+硬麻が約120件、腰麻+硬麻が約190件、局所麻酔が約150件、神経ブロックが約140件、静脈麻酔が約100件となります。
 他大学からの派遣状況は、琉球大学は内科、整形外科、麻酔科、放射専科、産婦人科での派遣、神戸大学からは精神科の医師が派遣されています。
 医師採用状況は、脳神経外科、整形外科、眼科、産婦人科、救急科(ER型)、内科、外科、総合診療科の医師を募集されています。年収例として、卒後5年目年収は1,580万円、卒後10年目年収は1,770万円ほどとなっています。また、県外・島外から転職される医師には、赴任旅費(航空運賃、移転料(引越費用)など)を支給しています。

 次に「石垣島徳洲会病院」をご紹介します。石垣島徳洲会病院は49床の小規模病院で、診療科目は12科(内科、外科、呼吸器内科、消化器外科、整形外科、循環器内科、泌尿器科、肛門外科、心臓血管外科、乳腺外科、リハビリ)を標榜されています。
 医師採用状況は、整形外科・循環器科・一般内科・消化器内科・小児科・透析・一般外科・消化器外科・人間ドック担当医を募集されています。年収はご経験年数やスキルによって上下しますが、成果趣向が強い病院ですので年収アップを目指される医師向きの病院といえます。また、家賃半額補助といった手当もあります。2~3年の期限付き勤務も可能です。病院見学をされる医師の飛行機代等は病院から支給があります。

 最後に「かりゆし病院」をご紹介します。かりゆし病院は110床(内訳:一般病棟22床、療養病棟44床、回復期リハビリテーション病棟44床)の中規模病院です。標榜している科目は7科(内科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、リハビリテーション科、健診センター)となっています。現在、常勤医師4名、非常勤医師5名体制で運営されています。各医師の出身大学は、名古屋大学、岐阜大学、岩手医科大学、信州大学、順天堂大学、新潟大学と多種多様です。
 医師採用状況は、一般内科・消化器科・呼吸器科・循環器科・神経科・リハビリテーション科すべてで募集されています。その中でも最も採用ニーズが高いのが、内視鏡検査( 上部または下部 )、マンモグラフィー読影、エコー検査ができる医師です。年収例として医師免許取得後 5年目1,200万円 ~/10年目1,400万円 ~という提示がありますが、ご経験によって上下します。

 ここでご紹介した病院以外にも、診療所での常勤・非常勤・スポット医師求人が募集されることがあります。石垣島にしかない自然の中でご自身の力を発揮したいという方がいらっしゃればご希望にあう求人確認だけでも承っていますのでお気軽にご連絡ください。

【医師求人特集】石垣市を含む沖縄の医師求人情報

今回は石垣市にフォーカスをあてて医療問題や、医師求人状況についてご紹介しました。
ここでは、石垣市を含む沖縄県内で現在医師を募集されている病院求人をご紹介します。

【一般内科】週4日勤務可/当直なし(沖縄県うるま市)

沖縄県うるま市のクリニックより一般内科の医師募集!週4日からのご勤務で、当直・オンコールはございません。当院には、クラークが在籍しており、カルテ入力を補助いたしますので、診療に集中いただける環境を整えております。お気軽にお問い合わせください!
当直なし
週4日勤務も可
診療所 / クリニック
勤務地
沖縄県うるま市
施設種別
クリニック
募集科目
一般内科
業務内容
・外来診療:10コマ/週(50名程度/日) ※CV挿入:対応なし ※胃ろう:増設対応なし、交換なし ※その他:人工呼吸器装着患者の対応なし ※主な疾患:咳、のどの痛み、頭痛、発熱、腹痛、食欲不振、倦怠感、尿の異常など
給与
【想定年収】1,400万円~1,800万円 ※ご経験等によりご相談の上決定いたします
勤務時間
8:30~17:30

【内科・精神科】病棟管理メイン(沖縄市)

依存症・児童発達・認知症の専門医療にも力を入れている総合リハビリテーション病院から、一般内科・精神科の医師募集!当院は「人と社会を大切にする」、「常に学び、進化し続ける」をモットーとし、治療とケアに向き合っております。福利厚生充実!お気軽にお問い合わせください。
勤務地
沖縄県沖縄市
施設種別
療養型病院
募集科目
一般内科, 精神科
業務内容
・病棟管理メイン
給与
年収 1,500万円
勤務時間
8:30~17:30

【救命救急科】福利厚生充実(沖縄県那覇市)

幅広い診療科を有する急性期病院から、救命救急科の医師募集!当院では、患者さまのニーズに合った「ER型救急体制」をとっており、軽症から一刻を争う重症まで、多くの救急疾患に幅広く門戸を開いています。救急センターの更なる強化、拡大にご協力いただける先生をお待ちしています!
勤務地
沖縄県那覇市
施設種別
一般病院
募集科目
救命救急科
業務内容
・救急外来:トリアージを行い各診療科と連携し処置まで対応 ※ICU管理:ご希望に応じて可能
給与
年収 1,500万円
勤務時間
8:30~17:30または8:00~17:00

【呼吸器内科】残業ほぼなし(沖縄県那覇市)

医療部門と介護部門の有機的な連携を図っている一般病院から、呼吸器内科の医師募集!当院は地域の皆さまとの信頼関係を育み、地域と共に歩む医療機関を目指しております。日常の健康づくりのお手伝いをしていただける先生をお待ちしています!
勤務地
沖縄県那覇市
施設種別
一般病院
募集科目
呼吸器内科
業務内容
・外来診療 ・病棟管理 ・訪問診療(ご興味があれば)
給与
年収 1,200万円~ ※経験年数に応じて
勤務時間
(平日)8:30~17:30 (土曜)8:30~12:30
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