京都府「亀岡市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

京都府亀岡市には人口89,479人（2015年国勢調査）が住んでいます。
亀岡市の医療施設数は、病院が5施設(医療法人　清仁会　亀岡シミズ病院:177病床、花ノ木医療福祉センター:152病床、医療法人　亀岡病院:108病床、亀岡市立病院:100病床、医療法人睦会　ムツミ病院:90病床)あります。
また、一般診療所数は55施設あります。
これらの医療機関数を人口対比でチェックしてみると、亀岡市の病院数・診療所数ともに全国平均値よりも少ない傾向でした。

詳細のデータをご紹介します。
亀岡市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.51に比べ5.59と約１ポイント低い数値でした。
また一般診療所数を人口10万人あたりで換算した結果は、全国平均値68.89に対して61.47と約7ポイント低いことがわかりました。（参照元：2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算）
このデータから亀岡市の医療機関数は、全国平均値よりも少ないと言えます。

では、亀岡市で働く医療スタッフ数はどのような状況なのでしょうか。
亀岡市の常勤医師在籍数について調べてみると、亀岡市内の常勤医師在籍数は119名在籍していることがわかりました。（2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）

この常勤在籍医師数を、「人口10万人あたり」で確認してみると、全国平均医師数240.93人と比較して132.99人と約108ポイントも低いことがわかりました。
つまり、現時点で亀岡市の医療体制は、医療機関数も常勤医師数も不足していると言わざるを得ない状況だと言えます。
これらのデータから、亀岡市内の常勤医師の募集ニーズは全国よりも高い状況にあると考えられます。
そのため、今のタイミングで転職されれば、年収や休日取得、残業や夜勤の免除といった条件交渉が、医師不足が深刻ではない地域に比べるとスムーズにいく可能性が高いと言えます。

しかし、今の医師募集ニーズがずっと続くわけではありません。
なぜなら、今後25年ほどの間に亀岡市の後期高齢者数が減少傾向にあるためです。
具体的なデータとして、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」をご紹介します。
この推計値によると、亀岡市の2015年医療需要の実績を100と基準にした場合、2020年予測では105、2025年は109、2030年予測では107、2035年では103と微増・微減しますが、2040年予測では98、2045年予測では93と現状に比べて約7%減少することが分かりました。
つまり、医療ニーズが減少傾向に転じるため、それに比例して医師募集ニーズも現状より低くなる可能性が高いと言えます。

では次に、介護現場での医師募集ニーズがどのように変化するのか確認してみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを推測します。
2015年実績を100とした場合、2020年予測では120、2025年は144、2030年予測では154と急激に増加することがわかります。
その後も、2035年では151、2040年予測では144、2045年予測では139と減少傾向にはあるものの、2045年は現状よりも約39%増加する推測が出ています。
翻ると、今後25年間の医療ニーズも急増し、介護現場での医師募集ニーズは高まると考えられます。

このように、医療・介護ニーズの変動を注視することによって、未来の医師募集ニーズを予測することができます。
今後、医療技術や遠隔診断などの法整備が進むことで、医師募集ニーズに影響を及ぼす要素は増えていき、より複雑さを増すでしょう。
つまり、医師転職をする際の情報収拾の精度が、転職後の満足度に大きく影響すると考えられるでしょう。