島根県「大田市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

島根県大田市は人口35,166人（2015年国勢調査）の日本海に面した市になります。医療施設数は、病院が2施設(大田市立病院:339病床、医療法人恵和会石東病院：210病床)、そして一般診療所が35施設あります。これらの医療機関数を大田市の人口対比で医療機関数を見た場合、診療所は全国平均よりも多く、病院は全国平均よりも少ないことがわかりました。具体的には、大田市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.52に対して5.69と約1.1ポイント低く、一般診療所数は人口10万人あたりで換算した場合、全国平均値68.14に対して99.53と全国平均よりも約31ポイント高くなっていました。では次に、島根県大田市に在籍する医師数の状況についてチェックしてみましょう。島根県大田市に在籍する医師数は70名で（2017年10月現在の地域内医療機関情報の集計値）した。在籍医師数を人口10万人あたりの全国平均医師数237.28人と比較すると、大田市は199.06人と約38ポイント低い状況でした。このデータから分かるように、島根県大田市の現在の医師数は不足気味と言えます。つまり、医師募集ニーズは他のエリアに比べると高いことが予想されます。しかし、医師募集ニーズは現状が高止まりで、今後減少すると言われています。具体的にご紹介しましょう。今後25年間の医療施設／介護施設別の医師募集傾向について調べてみると、大田市における「医療機関・介護施設の医師募集傾向」は、2015年以降、徐々に減少する予想が出ています。この医師募集傾向は大田市の将来推計人口から計算した「医療介護需要予測指数」を参考にしています。具体的に2020〜2045年までの「医療介護需要予測指数」についてチェックすると島根県太田市における医師募集ニーズの様子が見て取れます。大田市の医療需要予測指数推移をチェックすると、2015年実績を100とした場合、2020年予測では96、2025年は93、2030年予測では87、2035年では81、2040年予測では74、2045年予測では66になるという予想がされています。つまり、2025年以降、現状の0.66倍前後で推移することを意味しています。次に大田市の介護需要予測指数を見てみましょう。2015年実績を100とした場合、2020年予測では96、2025年は100、2030年予測では100、2035年では96、2040年予測では87、2045年予測では77になるという予測が出ています。つまり介護現場でも医師の募集ニーズが減少する可能性があります。このような医師募集傾向の変動は、島根県内のすべてのエリアで起こっているわけではありません。大田市とは逆に、医療・介護ニーズが今後も増加する出雲市といった地域もあります。しかし、このような地域は少数派です。このように、同じ島根県内でも医師募集ニーズは今後10~20年で大きく変化してきます。そのため、これから島根県内で転職を検討するなら、医師募集ニーズが今後も維持、もしくは高まるエリアを見極めることを強くお勧めします。