兵庫県「多可町」の医師求人特集(生活&医療情報)

多可町の生活関連情報

多可町といえば、岩座神(いさりがみ)の棚田です。滞在型市民農園施設「クラインガルテン岩座神」では、ラウベと呼ばれる滞在施設に週末などゆっくり過ごしながら岩座神を残す活動に参加することができます。また、多可オープンガーデンという「個人宅のお庭やおすすめのお庭を一般公開するイベント」も開催しており、ガーデニングにこだわった個人庭をゆっくり観覧する催しを行なっています。そのほか、毎年6月には多可町八千代区俵田でゲンジボタルが乱舞する幻想的な光景が有名なスポットがあり、多くの観光客が一目見ようと訪れています。このように多可町にはたくさんの自然を楽しむ人々が自然と集まる町になっています。

多可町の医師に関する情報

兵庫県多可町は人口21,200人(2015年国勢調査)が住む市で、北播磨医療圏(西脇市|三木市|小野市|加西市|加東市|多可町)の中では人口がもっとも少ない市です。医療施設数は、病院2施設(多可赤十字病院:110病床、医療福祉センターのぎく:60病床)、そして一般診療所が9施設あります。多可町の医療機関数を人口対比で全国平均値と比較すると、病院数は全国平均値よりやや多く、診療所数は全国平均値よりかなり少ないことがわかりました。具体的には、多可町の人口10万人あたりの病院数は全国平均値6.65に比べ9.43と約3ポイント高い数値でした。また多可町の一般診療所数を人口10万人あたりで換算した場合、全国平均値71.57に対して42.45と約29ポイント低い状況でした。(参照元:2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算)このような医療機関数の状況である多可町ですが、常勤医師在籍数は全国平均値よりも少ないのでしょうか。多可町内の常勤医師在籍数を調べてみると、20名が在籍しており(2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)、人口10万人あたりの全国平均医師数246.00人と比べてみると94.34人と半数以下であることがわかりました。このことから、現時点の多可町で働く常勤医師数は、厳しい医師不足が推測されます。つまり、多可町の常勤医師募集ニーズは全国に比べて非常に高いと言えるでしょう。しかし、多可町のように人口が少ない地域では、今後ますます人口が減少することが予想されます。加えて、2025年問題(団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療ニーズの急増が危惧されている問題)など、医師募集ニーズに大きく影響を与える要素があり、現時点の募集ニーズだけを考えて転職先を決めるのは注意が必要です。そこで、多可町の現在から将来までの高齢者人口の推移をチェックし、数十年先の多可町の医師募集ニーズがどのように変化するのかについてご紹介したいと思います。多可町の数十年先の医療募集ニーズを表す推計データとして、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」があります。この推計値によると、多可町の2015年の医療需要の実績を100とした場合、2020年予測では99、2025年は98、2030年予測では94、2035年では88、2040年予測では82、2045年予測では74と今後ずっと減少傾向であることがわかりました。つまり、医師募集ニーズは医療ニーズの減少に伴い減少すると考えられます。次に「介護施設の需要データ」もチェックしていきましょう。このデータによれば、多可町の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では107、2025年は116、2030年予測では119、2035年では115、2040年予測では109、2045年予測では102と2030年までは微増しますが、それ以後は減少傾向にあることがわかりました。これらのデータから、介護現場での医師募集ニーズは今後10年ほどは今よりも高くなる可能性がありますが、2030年がすぎたあたりからは徐々に医師募集ニーズも減少に転じる可能性が高くなるでしょう。
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