東京都内で病院の新築移転ブームが到来していることをご存知でしょうか。
せっかく働くなら、新築移転したばかりの明るくてきれいな病院で働きたいというのはみんな共通です。そんな中、将来の地震に備えて耐震性のある病棟を新築する病院や、増床・診療科目の増設に伴う新築移転ラッシュが到来しています。そこで、東京で新築移転した病院・新築移転を予定している病院と、その病院の医師募集求人状況についてご紹介します。
まずご紹介したい新築移転予定の病院は「浅草病院(東京都台東区今戸)」です。平成28年の5月にオープンする新築病院は、免震建物のため仮に大きな地震があっても揺れを最小限に抑えることができます。現在は内科医を募集をされています。
次にご紹介するのは「高島平中央総合病院(東京都板橋区高島平)」です。この病院は平成26年の秋に新築移転オープンしました。最新医療機器が配備され、医師の給与待遇が良いことで有名な病院です。現在は内科(糖尿病、神経内科、腎臓内科)・整形外科を募集しています。
次は「愛育病院(東京都港区芝浦)」です。平成27年2月に新築移転しました。こちらも免震構造となっており、周産期機能の充実を図った病院で地域からの期待が大きな病院です。NICUだけでなく、PICU、MFICUなども展開し、全国の周産期・小児病棟のモデルとして注目されています。現在、医師の募集求人がありません。
次に紹介する「苑田第二病院(東京都足立区竹ノ塚)」は、平成26年3月に新築移転しました。現在、内科医の募集をされています。
まだ新設病院はあります。「島村記念病院(東京都練馬区)」は、平成23年8月に新築移転されました。乳腺外来や小児科を地域ニーズに応えて新たに開設するに伴い、マンモグラフィや128マルチスライスCT・経鼻内視鏡、最新型のエコー機器など新型機種も取り揃えています。現在は、呼吸器内科・消化器内科(上下部内視鏡可能な方)・整形外科医を募集されています。
東京都に隣接する地域でも、千葉県では「東葛病院(千葉県流山市下花輪)」が平成28年の秋に新築移転予定です。東葛病院は、東日本大震災によって被災したことで本格的な新築移転に乗り出しました。新築病院には、新たに緩和ケア病棟や脳神経外科の開設を見込まれています。また、「千葉メディカルセンター(千葉県千葉市中央区)」も平成26年12月に新築オープンしました。ハイブリッド手術室などの設備だけでなく、人材育成のための研修トレーニングセンターを設けられました。現在、循環器科医や放射線科医など幅広い科目で医師の募集求人を出されています。 更に、行徳総合病院(千葉県市川市本行徳)も平成27年3月に新築移転し、ほぼ全科で増員募集されています。
埼玉県では、「東大宮総合病院(埼玉県さいたま市北区)」が平成27年7月に新築されます。こちらも、免震構造です。新築移転後は、がん医療や内視鏡分野にさらに注力される予定です。
神奈川県でも、病院の新築移転ラッシュが続いています。例えば、「横浜南共済病院(横浜市金沢区)」は平成25年2月に新築移転しています。また、「伊勢原協同病院(神奈川県伊勢原市田中)」は平成26年8月に新築移転し働くスタッフのための保育施設も完備しています。
東京の新築移転病院の医師求人パターン
東京の新築移転している病院の医師求人の特徴はいくつかのパターンがあります。まず挙げられるのが、一斉に様々な科目の医師募集を出される場合です。この場合、診療科目の増設や新規外来など病院の機能として新設することは決まっていて、あとは人材確保という段階のため、条件交渉などがしやすく年収アップが見込めます。また、責任者として医師を迎える場合は、関連設備を医師が全て選択できる場合もあります。そのため、新築移転をすることがオープンになった段階で求人情報を検索してみることをおすすめします。もちろん、求人情報は必ず公開されているとは限りませんので、その場合は信頼できる転職エージェントに相談してみるのがいいでしょう。
2つ目の特徴は、特定の科目に絞って医師求人を掲載する場合です。これは、その病院が糖尿病や老人介護、循環器、脳神経外科といったある特定の科目や分野にしぼって展開しているケースで、既存機能の増進を目的としています。よって既存医師ではまかないきれない部分を新規採用医師によって賄おうとするため、今までのルールを重んじて運営されることがほとんどです。結果的に、後から採用される医師の発言権は少なくなる傾向にあります。しかし、珍しい症例や専門医師が揃っているためスキルアップしたい医師にはおすすめです。
ここでは、現在医師を募集している東京都内の新築病院求人を紹介します。