病理医が転職する際のポイント

転職をお考えの病理医師の方々向けに、転職のポイントをご紹介いたします。

病理医が転職を考える時

病理診断科は現代医療において非常に重要な役割を果たしていながら、ふだん直接患者さんと接触する機会が少なく、また求人案件も他の診療科と比較して少ないという事情があります。また転職先も個人病院などでなく、大規模な総合病院となることが多いでしょう。病理医は病理専門医という資格を取得しているという前提があり、またその職務内容から他の診療科より転職そのものが少ないのですが、それだけに病理医を求めていらっしゃる病院や施設は非常に求人に対して熱心で、報酬や条件なども優遇されているケースが多くなっています。ですから転職に際しては優良な案件情報が数多く集まる情報ルートを確保しておくことが重要です。

転職に伴い転科をお考えの方に

「転職を有利にするために、転科も検討すべきか?」と迷っていらっしゃる先生もおられると思います。他の診療科に多大な関心を持たれているのでしたらもちろん転科も含めて検討すべきですが、病理医の転職は決して不利ではありません。案件そのものの数は多くなくても、「必要としているところでは絶対に必要とされる」わけですから、逆に病理医であることを「自らの強み」とお考えになってもよいかと思われます。
たしかに病理診断の知識は臨床医となっても十分役に立ち、病理医として磨いた技術を臨床の現場で役立てたいという志は尊敬に値します。しかし他の科にもまして日本の病理診断医不足は深刻です。そして病理学は生化学や分子生物学といった領域にも広がり、もっとも進化の途上にあるやりがいのある分野です。また、一般的な臨床医に比べて職務のかたわら研究や教育にも携わりやすい分野です。転職のために病理医としてのキャリアを閉じるのは少々残念なことのように思われてなりません。

転職にはしっかりと時間をかけて準備を

病理医の転職に際しては、非常に専門性の高い領域であるために慎重なマッチングが必要です。一般的な臨床の診療科であればどの病院でもそれほど職務の内容に違いはありませんが、病理医の場合は多くの臨床科と連携し、最終診断を行ったり治療効果の判定なども行ったりする必要があるため、勤務先の選定が非常に重要になってくるのです。
まずはどのような求人案件があるのかといった情報を集め、希望する条件に沿い、また将来のキャリアにもプラスになるような案件を見極めてゆきましょう。
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病理医の活躍できる領域

病理医が活躍を期待される働き先としては、大学病院の病院病理部、医大の病理学教室のほか民間総合病院での病理診断業務、そして検査センターの診断病理医などが一般的でしょう。しかし最近は医療系企業の学術担当や大学などでの教育職の求人も増えてきています。また現在は病理診断科が標榜科のひとつとなっているため、病理診断専門医として独立開業することも可能になっています。こうした将来性を見据え、ご自分にとっての転職にはいったい何がベストなのか、しっかりとした人生設計をなさるようお薦めいたします。

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